いよいよ、恐怖の3歳未勝利サイバイバルが始まった。
今までシルクでも3歳の引退馬は数頭いたが、病気や怪我であったり、二桁連発の実力不足の馬だけであった。
しかし、いよいよ先週の未勝利から力はあっても掲示板の入れなかった馬たちの引退が始まったのだ。
先週の未勝利戦には
ヴィルフランシュ
エレガントソング
スペリオルラスター
の3頭が出走した。
エレガントソングは前走3着だったものの11番人気の9着。
まぁ、引退もしょうがないかもしれない。
スペリオルラスターは3番人気の11着。
最後に初ダートを試すことになってしまい不本意な引退となった。
個人的には、このレースが最後になるとは思ってもおらず、最低でも5着には入って次で勝負と思っていた。
万が一、掲示板を外しても何らか続戦するだろうという期待もあった。
それだけの血統馬だし、兄のラストインンパクトは晩成であり、ハーツ産駒の晩成馬が多いことを見るに一つ噛み合って成長すればまだまだやれると思いもあった。
おそらく、他のクラブなら続戦もあったろうと思う。
ノーザン傘下になって有力馬が増えたから、わざわざ残すほどではないという感じだろうか。
色々考えさせられたラスターの引退だった。
最後にヴィルフランシュだ。
2着3着ときて単勝2,1倍の1番人気。
しかし、12着と大敗してしまった。
確かに権利が取れなかったが、ダートのこの成績を見れば地方に行けば楽勝で2勝して戻ってこれるだろう。
しかし、あっさりと引退の判断が下された。
100口馬なので出資者の声があまりわからないが、500口だったら不満の声も結構出たのではないだろうか?
この成績でも引退になるんだという実績は、これから最後の未勝利を戦う馬たちの出資者には恐怖である。
しかも、この馬の弟は先日デビュー戦で圧巻の走りをしたレプランシュで一躍クラシック候補である。
そんな血統でこの成績の馬でも着外になったら引退になる。
自分が出資者だったら到底諦めきれないだろうと思う。
スペリオルラスターやヴィルフランシュでさえも権利を逃したら引退になる。
ジェイポップはもちろん、アンジュデトワールもおそらくそうだろう。
今週、来週と最後の戦いに挑む。
正直もう楽しみという気持ちは全くない。
恐怖しかないのだ。
結果が怖くてたまらないのだ。
その反面、続々デビューが始まっている2歳馬のレースには喜びと不安で溢れている。
そして、これから始まる1歳馬選びは楽しみしかない。
3歳未勝利馬の恐怖、2歳新馬の喜びと不安、1歳馬募集の楽しみ・・・
この時期の一口馬主にはこの3つの感情が複雑に混ざり合っている。
初めて味わうこの時期の感情。
来年はこの時期3歳馬はみんな勝ちあがっている、そんな余裕の状態でこの時期がきたらいいなぁと思う。
そして、何より今はどんなに恐怖でも必至で頑張っている3歳未勝利馬のアンジュとジェイポップを全力で応援する。
逃げてはいけない。
そう言い聞かせてひたすら応援しようと思う。
- 関連記事
-
スポンサーサイト