東京にいく用があり、せっかくなのでシルクのラウンジにお邪魔してきました。
田舎者にはなかなか難しい東京の移動ですが、赤坂見附駅からビッグカメラ方面に出て左の歩行者天国をずっと進みます。
しばらく歩くと右手に中川ビルが見えてきます。
外からはシルクの看板などいっさいありません。
普通のビルなので中に入ってようやく表札に一覧にシルクの文字があります。
やっと到着するも予想外の出来事が・・・。
なんと今日はお休みでした。
しかし、スタッフさんが一人いらっしゃり見学させてもらえました。
本や雑誌、賞状、トロフィーなど他の方のレポでも書かれているものが色々と飾ってありました。
お休みにも関わらず、30分くらい色々お話させていただきました。
その中で一つ興味深かったことがあったので書こうと思います。
バプティスタの14の話になったのですが、なんでカンパニーなんてつけたんだろう、キンカメでもルーラーでもとっくに満口になったはずなのにという話をしました。
カンパニーをつけた深い意図みたいのはあるんでしょうかね?と聞いてみると意外な答えが返ってきました。
たぶん、たいして考えや意図は無いだろうということでした。
一瞬、「?」になりました。
私は、種付けをするときに血統表や色々なデータを揃えて吟味を重ねて今年は何をつけるかみたいなことを考えているのだと思っていました。
なので、種付けの歴史からどういう意図があるのかをこのブログでも書いています。
しかし、そこにはそんなことはほとんどないと言われ驚いてしまいました。
厳密に言えば、ブエナビスタやエアグルーヴなど超一流になると、もちろんかなりの吟味がされてその種牡馬をちゃんとつけるそうです。
しかし、そうでない場合、実際の現場では発情があっての種付けなので、発情したときに、予定していた種牡馬があいているかどうかはわからないそうです。
例えば、ルーラーをつけようと思っていたけど、発情した時にルーラーは別の牧場さんから連れてきた繁殖につける予定になっていた場合に、そちらが当然優先であり、つけられないということがよくあるそうです。
そういう場合、繁殖のレベルと種牡馬のレベルを考慮して空いている種牡馬をつけるなんてことはよくあるようです。
つまり、これが現実の現場判断であり、血統表だけ眺めて知ったかぶりをしている私は単なる机上の空論というわけです。
もちろん、予定していた種牡馬をその通りつけるケースが多いとは思いますが、こういうイレギュラーが起こるのがリアルな世界なわけで、深読みするのは楽しいけれど、実際とは違うんですね。
あとは、検討会は12月にやること、キャンセル募集は今年は少ないこと、今月のおすすめはレトⅡであることなどなど聞いておきました。
思ってる以上にセールストークではなくぶっちゃけたお話をしてもらえるので、機会があれば一度いってみることをお勧めします。
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