クードラパン
3/13(日)阪神11R フィリーズレビュー GⅡ[芝1,400m・18頭]17着[6人気]
スタート直後に外の馬と接触し、後方2番手あたりを追走、道中も他馬と接触する場面があり、3・4コーナー中間から進出して直線では大外から前を窺いましたが、思うような伸びは見られず後方に敗れています。
田辺裕信騎手「ここ2戦は好位から勝ちに行く競馬をして終いが足りなかったので、今回は戦法を替えて、脚を溜めて終いを活かす競馬をするつもりでした。ゲートを出てすぐ外に馬に接触してしまいましたし、流れが遅かったことで前が詰まり、折り合いを欠いて両サイドの馬と接触するなどスムーズさを欠いてしまった為に、力み通しで脚を溜めるどころではありませんでした。さすがにあれだけ気負ってしまっては余力も残っていませんでしたし、今回はこの馬の力を発揮することなく競馬を終えてしまいました。結果が悪くても、次走に繋がる競馬が出来れば良かったのですが、上手く乗れず申し訳ありませんでした」
いやぁ、すべてが噛み合わないとはこういうことなんでしょうね。
かわいそうなレースになってしまいました。
今回は、前から明言していた通り、後ろから終いを活かすレースが目標でした。
しかし、いくらなんでもあの最後方くらいまで下がるとは思いませんでした。
良いスタートから意図的に上げていかなかったのもありますし、接触もあったようですが、あの位置から大外ぶんまわしで勝てるタイプの馬ではありませんからね。
結局は前にいったソルヴェイグが勝ち、逃げたキャンディバローズが3着に残っています。
クードラパンの今までのレースをすれば、おそらく同じシルクのソーディヴァインあたりの位置取りで3着以内に残ったんじゃないかと思います。
しかし、それでは勝つまではいかないと判断し、新味を出すためのチャレンジだったんだと思います。
それが、今回は完全に失敗しレース展開も何もかもかみ合わない形になりました。
これで桜花賞はなくなりました。
かなり残念ですが、次どうするかが大事だと思います。
理想だけ言えば、中段につけて4コーナーで3番手くらいまで上がっていき、直線で差しきる感じのイメージなんだと思います。
前に行き過ぎると脚がたまらず伸びないし、後ろから行き過ぎても差しきるほどの切れ味はない。
難しい条件のように思えますが、こういう馬が実際はほとんどです。
距離が伸びていいとは思えないので、これでクラシックも無関係になるかもしれません。
自己条件に出走しながらこの馬の力を発揮できるレースを模索してほしいです。
うまくいけばNHKマイルという選択肢もあるかもしれませんが、牡馬は強いので難しいでしょう。
もしかしたら、ダートも一度試してみる価値もあるかもしれません。
桜花賞出走がなくなった距離がマイルくらいまでの牝馬は、今後どこに向かうべきなのか、難しい判断ですが勝ち上がっている利点を最大限にいかして色々試してほしいです。
このまま芝マイルで理想のレースを探るのか、ダートや距離延長を試して他の可能性を探るのか、この馬にはまだまだ未来があります。
今後のクードラパンに注目してほしいです。
- 関連記事
-
スポンサーサイト