良くも悪くも桜花賞と皐月賞の人気馬で2人の外国人騎手が目立つ結果になりました。
桜花賞では、逃げるかと思っていた断トツの1番人気メジャーエンブレムを控えて負けてしまったルメール騎手。
皐月賞では、G1馬のリオンディーズで思い切った逃げ戦法に出て結果的にはかなりのハイペースになってしまい敗れたデムーロ騎手。
この二人は同じ時期に日本の騎手になりましたが、タイプはかなり違います。
ルメール騎手は日本で言えば福永騎手に似ています。
その馬の実力をなるべく発揮させて勝つ騎手です。
しかし、その馬の実力以上のものを引き出すタイプではありません。
良く言えば安定感があり、悪く言えば一発の怖さの少ない騎手です。
数字で表してみます。
その馬の力を100とすると80~100の力をレースでは引き出します。
なので、強い馬に乗ればその力をしっかり発揮させますので勝たせてくれます。
メジャーエンブレムは、得意なパターンに出来ずに80しか引き出せませんでした。
逆にデムーロ騎手は日本で言えば岩田騎手に似ています。
ここ1番の勝負に強く、G1や重賞になるとより力を発揮します。
ただし、ポカもあり出遅れ癖もあるので平場ではいまいちだったりします。
こちらも数字で表してみます。
その馬の力を100とすると60~120の力をレースでは引き出します。
リオンディーズは朝日杯では120引き出して勝ちましたが、皐月賞では60しか出せませんでしたね。
それでも、あれは勝ちにいって勝負を賭けた逃げでした。
無難に乗ろうと思えばできたはずですが、彼は勝負にいって結果的には早くなりすぎて負けました。
一口馬主の立場から見れば、この二人のどちらに乗ってもらってもうれしいことです。
しかし、より突き詰めて言えば、平場の人気馬であればルメール騎手に乗ってもらいたいし、重賞などで少し力が足りないかもしれない馬ならデムーロ騎手で勝負賭けてほしい感じでしょうか。
では、私の敬愛する武豊騎手はどうでしょうか?
感覚的には80~110といったところでしょうか。
強い馬をそのまま勝たせる力はものすごいです。
だから200勝なんてこともできるわけです。
それでいて、ここ1番の勝負をかけた騎乗もできますので100以上の力を引き出すこともあります。
それだと武騎手が二人に比べてものすごい上回っているように聞こえますが平均は同じくらい。
3人とも幅が違いますが平均すると90くらいで同じくらいに落ち着くのです。
まぁ、こんなのはすべて私の感覚的なもので何のデータにも基づいていませんが、競馬を良く見てる人なら同じような評価になるんじゃないなぁと思っています。
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