私が、一口馬主を始めて感じることは厩舎は相性が大事だということです。
成績上位の厩舎に入ればOKということではなく、その馬に合った厩舎であることが大事なのです。
例えば、関東のトップ厩舎の藤沢厩舎ですが、一口馬主の中では嫌いだという方が結構多いです。
馬を大事に使うというのは良いのですが、そのせいでクラシックに挑戦しない傾向が強いからです。
他にも藤原厩舎や堀厩舎もあまり好きではないと言う人もいます。
一戦必勝のタイプなので、数をあまり使ってくれず一口馬主としてレースを楽しめないことが一つの理由です。
もちろん、トップの厩舎は有力馬がズラリと入厩してきますので、重賞級の馬が大事にされ、下位条件馬は後回しになってしまうことも多いです。
500万条件で苦労してるような馬だと、なかなか順番が回ってこずに、それなら下位の成績の厩舎でもバンバン使ってくれるほうが合っているということが普通にありうるのです。
それだけではなく、もちろん厩舎の方針も色々あります。
坂路調教をあまりしない厩舎もあれば、坂路調教メインの厩舎もあります。
それによっては、ダートなのか芝なのか短距離なのか長距離なのか合う合わないも当然出てくるわけです。
他にも、矢作厩舎のように数を使う厩舎だと脚元に不安がある馬だとメリットが活かせないです。
松国厩舎のようにガンガン鍛える厩舎も同様です。
キムテツ厩舎なんかは厩舎NGにしている人も多いようですが、大好きだという方もいます。
最近増えてる外厩任せの厩舎タイプになります。
それはそれでありだと思っているので、私も気にせずたくさん出資しています。
私は、以前ブログで吉田直弘厩舎には出資してはいけないという結構センセーショナルな記事を書きました。
内容は全く間違ってはいないと思っていますが、少し言い過ぎたかなとも思います。
私が、最初に取り上げたかはわかりませんが、いち早くそのことを書いたのは間違いありません。
その後、色々なブログでも取り上げられ吉田厩舎は散々叩かれていました。
シロインジャーの出資者の方は当然ですが、関係ない人でもどれかのブログでそのことを知りこの厩舎はダメだと思われた方が多いように感じます。
なぜなら、吉田厩舎予定のウイッチトウショウの15は血統から見ても兄に重賞馬がいて、人気のダイワメジャー産駒で、あの素晴らしい馬体なのにこんなに売れ残ってるわけがないからです。
これが、ウーマンシークレットの15の矢作厩舎と逆だったら1次満口どころかかなりの抽選になっていたのではないでしょうか?
ツアーでも、この馬の周りの会話は、「馬はいいけど吉田厩舎だし」そんな話題ばかりでした。
それだけの人たちが、これだけ素晴らしい馬であっても厩舎だけで嫌煙するほどの悪印象が出来てしまったのです。
確かに素晴らしい厩舎だとは今も思っていません。
シロインジャーの件は人為的ミスだと言っていいと思います。
シルクの管理馬もことごとく結果が出ていません。
ただ、一つ言えることは成績に関しては本当に厩舎の責任だけなのか?ということです。
ジェイポップ、ポリアフ、シロインジャー、ガーランドワルツなどいまいち結果の出ていない馬が多いのは事実です。
だけど、馬の能力そのものにも問題があったと思っています。
私は、ジェイポップでしかお付き合いはありませんが、この馬は正直かなりの力不足でした。
そのわりに、10戦も使ってくれて少しづつ着順が上がっていったことに私は当時かなり感謝をしていました。
あれだけ結果の出なかったジェイポップの出資者であまり厩舎を悪く言っている人がいないのは、厩舎ではなく馬の能力の問題であり、そのわりにはよくやってくれたと思っている方が多いからだと思います。
また、キャロットのゴルトブリッツなんかは吉田厩舎に来てダートで開花した馬です。
おそらく、ゴルトブリッツの出資者にとっては吉田厩舎は最高の厩舎だと言う人もいると思います。
それが相性なんだと思います。
相性なんてその馬を預かってもらって付き合うまでわかりません。
だから、私は出資馬の厩舎をあまり気にしていません。
レビューなどでも厩舎の話はそんなにしていません。
預かってもらって始めて、矢作厩舎はこんな使い方をするよとか、西村厩舎はすごいやる気があるよという記事を書いたりしてるわけです。
もちろん、自分の愛馬を過去に預かってもらってひどかったのでNGにしたとか、この厩舎の方針が好きじゃないとか、この馬には合わないとかしっかり自分で判断されてのことなら構いません。
ただ、その厩舎における他人の他の馬の扱いで自分の出資する愛馬に相応しいかを判断するのはどうかなと思うのです。
その馬とこの馬は違う馬ですし、その扱いに対する感じ方も違うからです。
なので今回、私は吉田厩舎のウイッチトウショウの15に出資しました。
私が経験として語れるこの厩舎に持ってる印象は、力不足のジェイポップを根気強く10戦も使ってくれたという印象のみだからです。
是非、吉田先生にはウイッチトウショウの15を立派に育てあげ結果を出してほしいです。
この馬でダメならもう誰もが愛想をつかす、それくらいの素材だと思っています。
他の馬は知らんけど、ウイッチトウショウの15にとっては吉田厩舎が最高の相性だったと言えることを楽しみにしています。
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