シルクで追加出資の申し込みをしました。
さて、何に申し込んだと思いますか?
警報の出ている馬なのは間違いありません。
そうなると、今までも何度か名前を出したサトノジュピターの16でしょうか?
それとも牡馬なら新たに警報のでたアンナヴァンの16でしょうか?
いいえ、違います。
私が出資申し込みしたのはディアジーナの16になります。
実はこの馬はツアー終わった段階で8割がた出資を決めていました。
カタログを見た段階でこの馬いいぞって思っていたし、レビューでもBという高評価をつけました。
少なくともディアジーナの子としては最高傑作なのは間違いないでしょう。
私は常々このブログでも繁殖能力というものを最重要視していることを書いてきました。
そうなると、ここまで中央で産駒が1頭も勝っていないディアジーナの繁殖能力はどうなのか?となるのは当然です。
この馬が売れていないのはそれが1番の原因でしょう。
ただ、そこはじっくり掘り下げる必要があります。
まずは初子のステラグランデです。
この馬は、中央では二桁連発で引退し地方で4勝しています。
父はアドマイヤムーンです。
アドマイヤムーンは種牡馬としてはそこまで悪くはありませんが、基本的には芝の短距離に活躍馬が多いです。
ただ、ステラグランデはダート短距離で4戦、芝中距離で1戦走って結果が出ませんでした。
適正が噛み合わなかったとも言えます。
次にアレイオブサンとディアマイラブの2頭のステイゴールド産駒です。
アレイオブサンは心房細動で引退、ディアマイラブはレース中の故障で予後不良となってしまいました。
ただ、その前までのレース結果を見ても二桁着順がほとんどで能力的にも厳しかったと思います。
アレイオブサンなんかは待望のステマ配合ということで1次募集でも大人気でしたが残念な結果でした。
ただ、このステマ配合というのが大きなポイントだと感じました。
オルフェーヴルやゴールドシップの活躍で注目されたステマ配合ですが、そのためにメジロマックイーン産駒の牝馬を買い戻すなどの動きもあったほど話題になりました。
そういう意味では、数少ないメジロマックイーン産駒の牝馬の重賞馬であるディアジーナに期待が集まるのは当然ですし、ステイゴールドが種付けされるのも必然だったと思います。
しかし、そもそもステイゴールド産駒は一発型で大物を出すか外れを出すかのギャンブル性の高い種牡馬です。
それはステマ配合も同様で、少ない超大物の影に大外れで終わった馬が多数います。
それでもディアジーナは、ステイゴールドをつけるしかなかったのです。
結果は現時点では外れのほうに出ました。
それはディアジーナのせいというよりもステイゴールドのギャンブル性の結果だと言えます。
そういう宿命もあり、ステイゴールドが3年連続種付けされました。
そしてステイゴールドが亡くなってしまい、ステマ配合の呪縛から解かれたのがこのディアジーナの16になります。
つまり、今まで確かに産駒の成績は悪いですがアドマイヤムーンの適正の問題、ステマ配合のギャンブル性などもあり、純粋なディアジーナの繁殖能力を測る材料にはなりえないわけです。
ここでディアジーナについてもっとよく考えてみましょう。
現役時代の成績は立派の一言です。
G3のクイーンCを勝ち、G3フラワーCを3着、G2フローラSを勝ちG1オークスでは3番人気の5着。
間違いなくかなりの能力があった馬です。
もちろん、現役時代の成績と繁殖能力が一致しないことが多いのは承知していますが、ある程度関係あるのも事実です。
つまり、この現役時代の能力を考えても、つけた種牡馬がディアジーナの繁殖能力を引き出していない可能性があるのです。
じゃあ、今回のゴールドアリュールがそこまでディアジーナに合う種牡馬なのかどうかが問題になってきます。
そもそも私は、ダート適正の牝馬というものを下げて考えています。
それは、ダートはパワーが重要で牡馬と比べて牝馬が劣ることが多いのは間違いないですし、ダートの牝馬路線があまり整備されておらず、上にいくほど難しくなってしまいますので、ダート牝馬の地方交流路線に乗っていけるくらいのレベルじゃないと厳しいからです。
なのでゴールドアリュールというダート向きの種牡馬をつけて牝馬だった時点で厳しい判断をしてしまいます。
そういう意味で、去年のルシルクの15のラソワドールにも応募しなかったわけです。
ただ、ラソワドールと大きく違うのがあちらは一口5万だけど、こちらは3万ということです。
一口5万の牝馬となると、それなりに上までいってくれないとペイできませんので、整備されていないダート牝馬路線の問題が絡んできます。
しかし、3万なら仮に条件戦でこつこつがんばってくれてもいいわけですし、もちろん上にいってくれたら最高と思えるわけです。
よって、ダート種牡馬の産駒の牝馬であってもこの価格なら許容範囲となるのです。
では、話は戻してディアジーナとゴールドアリュールの組み合わせの問題ですが、そんなことは私にはわかりません。
何々のクロスがどうとか血統理論とか配合理論なんて私はこのブログで一度も語ったことがないと思います。
ただ、ステイゴールドほどギャンブル性の高い種牡馬ではなく、大物も出すし堅実な馬も出す種牡馬です。
なので大外れは少ないはずです。
ん?あまり説得力がないなぁという顔をされてますね。
じゃあこれでどうでしょうか。
ゴールドアリュール産駒は、ダートでの活躍馬が多いため活躍馬上位はほとんど牡馬が占めています。
しかし、牝馬の活躍馬もそれなりにいます。
ゴールドアリュール産駒の牝馬で1番賞金を稼いだ馬は、フーラブライドです。
フーラブライドはダートでも走りましたが、芝に転向して重賞を2つも勝った活躍馬です。
その母父はなんとメジロマックイーンなんです。
たぶんですが、ステイゴールドが亡くなってしまいディアジーナに何を種付けしようか考えた時に、フーラブライドの配合をみてゴールドアリュールをつけることになったんじゃないかと思っています。
つまり、ゴールドアリュール産駒の牝馬でもっとも活躍したフーラブライドと同じ配合であり、組み合わせとしては十分説得力があると思います。
他にもゴールドアリュール産駒の牝馬は最近活躍しておりララベルやワンミリオンスなど出ています。
こうやってみると、ディアジーナにゴールドアリュールの配合は良さそうですし、最近のゴールドアリュール牝馬の活躍を見てもマイナス材料ではありません。
では最後にディアジーナの16そのものについてです。
馬体は牝馬とは思えないくらい立派で肉厚です。
私はこの馬を見た時、ポールヴァンドルを思い出しました。
同じ芦毛の牝馬で、迫力のある馬体、ぼてっとした腹回り本当に似ています。
先ほどカタログを並べてみましたが、色はポールヴァンドルのほうが白いですがシルエットはそっくりです。
そんなディアジーナの16に昨日残口警報が出て、今日ポールヴァンドルは重賞で3着になり秋華賞へ。
これはもう行くしかないわけです。
ディアジーナはこの子を産んでしばらくして亡くなってしまったそうです。
つまり、この子がラストクロップになります。
ゴールドアリュールも亡くなっています。
重賞2勝の名牝ディアジーナがこんな繁殖成績で終わるでしょうか?
最後に一発大物を出す予感がプンプンしてきますよ。
これを読んだ皆さん、出資したくなったんじゃないですか?
一緒に夢を見ましょう!!
もちろん責任は取れませんので自己責任でお願いします。
こうやって私が長文のプレゼンを書いた馬は今のところ活躍できていませんのでご注意を。
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