出資馬ではありませんが、ずっと気にしていた馬がデビューしました。
その馬は、ダイアトニックことトゥハーモニーの15です。
この馬は、1次募集後に骨折してしまいクーリングオフ適用という珍しいケースになりました。
募集期間中や募集後にどこか故障などがあり、募集中止になるケースは毎年何頭かいます。
今年も既に結構いましたよね。
ただ、この馬の場合はクーリングオフということでキャンセルしたい人はしてもいいですよという方式でした。
ここが珍しいパターンですよね。
つまり、出資者に判断を委ねられたのです。
これは相当悩ましいです。
この馬は、そもそも1次募集から大人気で実績150万必要、抽選でも27%というかなり出資の難しい馬でした。
出資できた人は大喜びだったと思いますし、それが急に骨折ですから本当に悩んだと思います。
結果的に、キャンセル募集で125口もの大量の募集があったことからクーリングオフでキャンセルした人が100口以上いたと思われます。
キャンセルした人は、それはそれで自分でじっくり考えた結果でしょうから、しょうがないと思います。
そして、125口ものキャンセル再募集があったこともあり、キャンセル募集で完売もしませんでした。
これもかなりの異例なことです。
つまり、1次で出資した人もかなりの数がキャンセルをし、キャンセル再募集で出てきても満口にならないくらい他の方も怖がって出資しなかったのです。
そういう馬のデビュー戦ですから注目するのは当然だったのです。
そして、結果ダイアトニックは新馬勝ちしました。
道中に不利もありかなり後ろからの競馬になり、直線でも前がなかなか開かずに外まで出してから一気に差しきりました。
着差はありませんが、かなりのインパクトのあるレ-スでした。
ずば抜けた能力がないとできない走りです。
キャンセルせず信じて出資した人はこれ以上ない喜びだったと思いますし、キャンセルしてしまった人は悔やんでいるかもしれません。
こういう場合、自分だったどうしようかというのも考えてみるといいでしょう。
機械的に判断するのであれば、1次募集段階で骨折がわかっていたとしても出資申し込みしてたかどうか?
それが1番のポイントになると思います。
今年も募集段階にシーイズトウショウの16の足元に問題があって手術したことを公表してそのまま募集しましたよね。
そのようにわかっていても出資していたかどうか、それくらいリスクを承知で勝負したい馬ならキャンセルはすべきではないと思います。
しかし、人間なので感情もあります。
結局は、キャンセルしてしまって大活躍してしまった時の後悔と、キャンセルせずにやっぱりダメだったときの後悔どちらが大きいかという感情面になるのではないかと思います。
そうなるとやっぱり前者の後悔はかなりのものですよね。
それを総合して考えると、ドラフト1位2位などの上位で欲しかった馬がこういったケースになった場合、キャンセルして活躍されるとかなりの後悔もあるはずなので、キャンセルしないほうがいいのかなと思います。
もちろん、全く同じ故障のケースはありえないので個々に判断するしかないのですが、今度自分がこういったケースになった場合、キャンセルしない方向で考えようと思います。
そのほうがやっぱり気持ちのメリットが大きい気がしました。
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