競馬は血のロマンなどと呼ばれることがあります。
それは、応援していた馬の子供、そして孫と血を繋いでいく様子を体感できるからです。
先日の弥生賞、勝ったのはメイショウテンゲンでした。
その母はメイショウベルーガ。
私が以前、メイショウベルーガについてブログでも少し書いたことがあります。
http://reinedebriller.blog.fc2.com/blog-entry-741.htmlメイショウベルーガは、芝の中距離で牡馬に混ざって重賞2勝、G1エリ女でも2着のある名馬でした。
芦毛ということもあり人気もありました。
そんなベルーガに悲劇が起こったのは天皇賞秋。
レース途中で競争中止。
最悪な事態も想定されnetkeibaの掲示板にはどうか命だけは助かってほしいという書き込みであふれていました。
続報が出るまで本当に長かった気がします。
そして、結局ベルーガは競争能力喪失ではあるものの命だけは助かり、みんなで安堵したのです。
その後、無事に繁殖入りしメイショウの松本オーナーも大奮発しディープインパクトをつけました。
産駒としては3頭目、それが今回勝ったメイショウテンゲンになります。
あの時、繋いだ命が重賞馬を産んだのです。
一口馬主はそんな血のロマンをより身近に楽しめる趣味だと思っています。
自分の出資した愛馬が引退後に繁殖入りし、またその子に出資できる可能性があります。
私も一口馬主を始めて5世代になり、最初の出資馬が引退し繁殖入りし子供が誕生しました。
それがレーヌドブリエとその子になります。
その様子はレイクヴィラファームさんのツイッターに載っているのでご覧ください。
レーヌドブリエはご存知G1を5勝の名牝メジロドーベルの娘です。
繁殖入りし最初の配合相手に選ばれたのはモーリス。
モーリスの母は、メジロフランシスですからメジロ所縁の血統の配合となります。
本当に血のロマンのある配合で、誕生したのがこの子になります。
この子がシルクで募集される可能性は十分にあるでしょう。
本当に楽しみですよね。
ただ、実はこの子以外にも私の出資馬の子供が既に誕生しています。
アンジュデトワールというこちらも最初の出資した世代の馬ですが未勝利に終わってしまいました。
その後、サラブレットオークションで買われ地方で数戦し実は繁殖入りしていました。
母は重賞の函館2歳Sの勝ち馬エンゼルカロですから繁殖入りしても全然おかしくない血統ですからね。
父はアポロソニックですから、正直地方で活躍してくれればという感じでしょうか。
シルクにくることもないでしょうが、こういうパターンもあるのです。
引退後にノーザンで繁殖入りできなくても、繁殖入りのチャンスはあります。
このように競馬は血を繋いでいくという楽しみがあり、一口馬主はその楽しみをより実感できる趣味だと思います。
ただ、シルクには母親優先制度はありませんので、子が募集されたとしても優遇はありません。
それでも個人的には良いと思っています。
確かに母親優先制度は魅力的ですが、出資馬選びを歪ませる一因でもありますからね。
なので、もちろん出資できればそれでいいですが、出資できなくても応援できないわけではないので普通に応援すればいいのです。
私の出資第2世代である牝馬たちも6歳の期限で次々に引退しています。
クードラパン、アルジャンテと引退し、ロッテンマイヤーもおそらく次がラストレースになるでしょう。
この愛馬たちが繁殖入りし、その子がシルクで募集される可能性も十分にあると思います。
どんな配合相手が選ばれるのか、どんな子供が生まれるのか今から本当にわくわくしています。
今回のメンショウテンゲンの勝利、そしてレーヌドブリエの子供と改めて血のロマンを感じさせてくれる1週間でした。
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