たくさんの拍手、コメントもありがとうございます。
見てくれている人がいるというだけで頑張ろうというモチベーションになりますね。
今日は予定より頑張って10頭書きました。
時間を置きながら2~3頭づつ書いていった感じですね。
出資を考えていた馬が、私のレビューでは良くない評価をつけられたと思うこともあるかもしれません。
ただ、逆に考えれば人気が多少落ちて取りやすくなるかもしれません。
自分を信じて申し込みをされるのが1番良いと思いますので、こんなレビューに惑わされないでくださいね。
11、フィロンルージュの18
牝 60,000円
父 ロードカナロア 生年月日 2018年5月6日
母 フィロンルージュ 厩舎 美浦 手塚貴久
母の父 フレンチデピュティ 生産 ノーザンファーム
149.0 169.0 19.7 409
【血統評価】B
母は1勝、祖母スカーレットレディはヴァーミリアンを始め重賞馬4頭を送り出した名繁殖。
産駒は4頭デビューしており、シルク馬のプレシャスルージュは4勝しています。
プレシャスルージュがキンカメ産駒でしたし、この仔はカナロア産駒なので相性は良さそうです。
活躍馬がダートに多い血統なのでカナロア産駒でもダートかもしれませんね。
【馬体評価】B+
丸っこい馬体ですが、ツヤもありますしボリュームもあって良く見えます。
5月生まれですが、そんなことは感じさせないですよね。
測尺を見るとやっぱり5月生まれかぁという数字ですが、時間が経って成長すれば問題ないレベルですね
歩様は大丈夫だと思います。
【総合評価】B+
今年のシルクのカナロア産駒の中では良いほうの一頭ですね。
芝かダートかちょっとわからないのが困ります。
ダートだと牝馬でこの価格は高いですし、芝でやれるなら適正でしょう。
人気はそこまで上位ではないでしょうけど完売は間違いないでしょうね。
12、シルクユニバーサルの18
牡 50,000円
父 オルフェーヴル 生年月日 2018年1月27日
母 シルクユニバーサル 厩舎 美浦 高柳瑞樹
母の父 ブライアンズタイム 生産 白老ファーム
161.0 182.0 21.2 506
【血統評価】B+
母は2勝馬、残り少ないシルク冠名のついたシルクを代表する繁殖。
産駒は8頭デビューし、5頭が勝ちあがっています。
重賞馬セダブリランテス、7勝馬モンドインテロなどシルク馬として活躍中です。
17歳時の仔ということでだいぶ高齢になってきており、産駒の成績も下がり気味ですね。
ただ、種牡馬もスマートファルコン、スクリーンヒーローの牝馬と続いてるので繁殖のせいではないかもしれません。
オルフェの牡馬ということで一発要素が強めですが、シルクのオルフェ産駒は好調なので期待したいですね。
【馬体評価】B
とにかくでかいです。
今回の募集馬の中で唯一の500キロオーバーです。
馬体もごつくてすべてのパーツが大きくて1月生まれを考慮しても大型馬になると思います。
測尺は体高もありますので550近くまでいくかもしれませんね。
ただ、去年の募集馬にも1頭だけ500キロ越えがいました。
新馬戦を圧勝したサリオスです。
そう考えると、あまり気にしなくてもいいかもしれません。
歩様も大丈夫そうです。
【総合評価】B+
以前、私の出資データを公開しましたが、私は大きな馬を好んで出資しています。
皆が敬遠する大きな馬を毎年出資してきてますからね。
なので、この馬も当然ながら大きいから評価を下げることはしません。
ただ、ごつごつしててダートの可能性は感じます。
募集リストを見て、なんで重賞馬も出してる繁殖の牡馬でこの価格なのか疑問がありました。
もちろん、オルフェ産駒の人気が下降気味というのもあると思いますが、大きさが理由なのであれば検討の余地はありますね。
13、ガラディナーの18
牡 50,000円
父 ハービンジャー 生年月日 2018年1月28日
母 ガラディナー 厩舎 美浦 大竹正博
母の父 サンデーサイレンス 生産 ノーザンファーム
163.0 179.0 21.8 471
【血統評価】B-
母は2勝馬。近親に6勝のリザーブカード。
産駒は5頭デビューしており、3頭勝ち上がり。
ベストリゾートの3勝が最高。
そんなベストリゾートの全弟になります。
3勝馬の全弟だからと言って大きな売りになるわけではありませんが多少の安心感はありますよね。
今や人気種牡馬のハービンジャーの牡馬に大竹厩舎ですから目指すはブラストワンピースの再現ですね。
【馬体評価】B-
上のシルクユニバーサルの18も大型馬ですがこちらも負けず劣らずの大きさです。
測尺から見ても体高、管囲が上なので最終的にはこちらのほうが大きくなるかもしれません。
馬体は、特に前の発達がすごいですね。
馬体もブラストワンピースみたいなイメージです。
バランスが良いというタイプではなく不恰好ではありますがハービンジャーってこういうのが走ったりするんですよね。
歩様は前をちょっと開き気味という程度です。
【総合評価】B
血統的には地味なのでノーマークでしたが、こうやって見てみると面白そうな馬ですね。
後ろがもっとしっかりしてきたら化けるかもしれません。
価格も人気種牡馬の牡馬としては手ごろですし検討する価値はありますね。
14、ライツェントの18
牝 90,000円
父 ハービンジャー 生年月日 2018年4月10日
母 ライツェント 厩舎 美浦 鹿戸雄一
母の父 スペシャルウィーク 生産 ノーザンファーム
147.5 174.0 18.8 381
【血統評価】A
母は未勝利、祖母ソニンクは重賞馬、活躍馬多数の名繁殖。
産駒は3頭デビューしており、2頭が勝ち上がり。
特にG1秋華賞馬のディアドラがおり、この仔はその全妹になります。
ディアドラと言えば、私の出資馬で名付け馬のポールヴァンドルと紫苑Sで接戦を演じた相手。
私の重賞制覇を阻んだ相手でもあります。
現役G1馬の全妹となれば当然期待も高いでしょうし、間違いなく人気になるでしょう。
今年のシルクの目玉の一頭ですが、二匹目のドジョウがいるかはわかりません。
【馬体評価】C-
馬体を見てガッカリした人も多いのではないでしょうか?
全体的に物足りませんし、特にトモが貧弱でそのせいか立ち姿が前傾姿勢に見えます。
血統を隠して画像だけ見せたら、これはすごく良い馬だって言う人ほとんどいないと思いますよ。
ただ、4月生まれなのでまだまだ成長の余地はかなりあります。
そして、血統ってそんなものを超越して走ってくるのもわかっています。
歩様はキビキビしててすごくいいですね。
【総合評価】C
血統は文句ありません。
馬体は現状かなり物足りないものの成長の余地があることと歩様が良く見えるので大幅な減点にはなりませんでした。
ただ、価格はディアドラの全妹としての値段なのでかなり高いです。
これで馬体も良かったらトップ3に入る人気だったと思いますが、これならそこまではいかないように思います。
15、ブロンシェダームの18
牡 40,000円
父 ルーラーシップ 生年月日 2018年4月27日
母 ブロンシェダーム 厩舎 美浦 新規開業
母の父 ディープインパクト 生産 ノーザンファーム
146.0 168.0 20.3 394
【血統評価】B+
母は1勝、祖母はスプリンターズSを勝った快速馬スリープレスナイト。
2番仔で産駒はまだ走っていません。
スリープレスナイトの仔はこの母のみで既に亡くなっております。
ベガの残した唯一の牝馬ヒストリックスターからハープスターが生まれたように、なんとなく物語性を感じます。
ルーラーシップ産駒からはシルクの快速馬ディアンドルがおり、うまくはまればものすごいスピード馬になるかもしれません。
【馬体評価】B
小柄でコロンとしててまだ子供っぽい感じですがボリューム感はありますよね。
ほぼ5月の生まれですし、サイズは普通に成長すれば問題はなさそうです。
測尺は体高だけは気になりますね。
歩様は普通ですね。
【総合評価】B+
netkeibaでずっと上位人気になっていて、そこまで目立つ血統でもないのになんでなんだろう?とずっと疑問でした。
調べてみると母がスリープレスナイトの唯一の産駒なんですね。
スリープレスナイトはG1は1勝ですが18戦9勝、2着6回と今見てもすごい成績です。
この名牝から唯一残った血筋に期待する気持ちはわかりますよね。
価格もお手頃ですし、人気にはなりそうですが面白い一頭です。
16、スナッチマインドの18
牝 40,000円
父 ルーラーシップ 生年月日 2018年5月5日
母 スナッチマインド 厩舎 美浦 宗像義忠
母の父 ディープインパクト 生産 白老ファーム
147.0 162.0 19.0 350
【血統評価】B-
母はシルクの活躍馬で5勝しており、祖母はシルクお馴染みの繁殖スナッチド。
初仔になります。
母の半姉にはシルクで人気の繁殖アンティフォナがいますので繁殖としても期待できそうです。
向こうがかなり人気になるのなら狙い目かも?
【馬体評価】E
初仔は小さいと言いますが、この仔は本当に小さいですね。
5月生まれを考慮しても350キロしかないのは心配です。
繋ぎが立ち気味で、トモも貧弱です。
歩様も後ろ脚がぐにゃぐにゃしてて厳しいです。
【総合評価】E
実は私の隠し玉の一頭として出資候補に考えていました。
好きな繁殖のアンティフォナがおそらく人気になって取るのが難しいと思いましたので、それなら同じ牝系でこちらも楽しみではないかと思ったのです。
ただ、この馬体では厳しいです。
小さいだけならまだしも足元も怖いですし、今回はパスですね。
シルクの活躍馬ですし、今後も募集されると思いますので来年以降に期待したいですね。
17、シーズインクルーデッドの18
牡 80,000円
父 ドゥラメンテ 生年月日 2018年2月1日
母 シーズインクルーデッド 厩舎 美浦 手塚貴久
母の父 Include 生産 ノーザンファーム
155.0 174.0 20.6 456
【血統評価】B+
母はアメリカで1勝、G1で3着。
産駒は9頭デビューしており、4頭が勝ちあがっています。
その中でもシルク馬ヒーズインラブとサンデーウィザードが重賞を制しており、複数の重賞馬を出している繁殖は優秀です。
ただ、最近は産駒の成績もあまりよくありません。
でも、よく見てみるとすべて牝馬で、重賞馬の2頭だけ牡馬なんですよね。
つまり、この繁殖は牡馬に活躍馬が偏っており、この仔は牡馬なんです。
これは偶然なのでしょうか?信じるか信じないかはあなた次第です。
【馬体評価】A-
バランスも良く、見るからに良い馬ですね。
特に文句をつけるところはありません。
注目の新種牡馬ドゥラメンテ産駒ですが、さすが良い子を出しますね。
測尺も問題ありません。
歩様は機敏さが足りない印象です。
【総合評価】A
今年のシルクはドゥラメンテに良繁殖が集まっていますが、その中でも良い出来だと思います。
兄たちと同様に順調にいけば重賞クラスじゃないでしょうか。
おそらく人気するでしょうから抽優馬必須ですね。
18、スイープトウショウの18
牝 80,000円
父 ドゥラメンテ 生年月日 2018年1月15日
母 スイープトウショウ 厩舎 美浦 国枝栄
母の父 エンドスウィープ 生産 ノーザンファーム
160.5 175.0 19.7 429
【血統評価】A-
母は宝塚記念などG1を3勝の名牝。
産駒は6頭デビューしており、4頭が勝ちあがっています。
しかし、現状最高が2勝止まりで母の成績を考えると物足りません。
それでも、私の出資馬でもあるスイープセレリタスが現在活躍中でこれからまだまだ勝ってくれるはずです。
トウショウ牧場からノーザンに移ってきて産駒の成績も向上しているでしょう。
当然人気になると思いますが、楽しみな一頭です。
【馬体評価】A+
人気するのがわかっていたので、むしろ馬体がいまいちで人気が下がればいこうかなと思っていました。
そんな期待を裏切り、素晴らしい出来ですね。
私の出資馬の半姉スイープセレリタスもかなりの馬だと思っていますが、あちらは6月生まれと超遅生まれでカタログ時の見栄えはそこまでではありませんでした。
こちらは1月生まれということもあり本当に良い馬ですよね。
バランス、ボリューム文句ありません。
測尺は1月生まれで体高もあるわりに馬体重が少なめですが時間が経てばついてくるでしょう。
歩様は前脚を外に回すのが少し気になります。
【総合評価】A+
個人的に血統のロマンと馬体の出来からして1番人気になるんじゃないでしょうか?
上位人気は間違いありません。
私も姉に出資してるくらい好きな血統なので出資したいですが抽優馬を使っても取れなさそうなレベルなので難しいですね。
価格も姉が6万だったので少し高いと思うのですが、それでもこの価格に見合うだけの馬かもしれません。
19、ディープストーリーの18
牝 40,000円
父 ドゥラメンテ 生年月日 2018年4月8日
母 ディープストーリー 厩舎 美浦 大和田成
母の父 ディープインパクト 生産 ノーザンファーム
147.5 168.0 18.0 368
【血統評価】C+
母はシルク馬で2勝、祖母はアメリカ重賞馬。
2番仔で産駒はまだ走っていません。
上のエピファネイア産駒の初仔もシルクで募集されましたが1次で結構人気しました。
母父ディープにドゥラメンテでサンデーの3×3ですが今後増えそうな配合です。
【馬体評価】D
新種牡馬のドゥラメンテ産駒を何頭か見てますが脚が長く見えますよね。
体高もあるとは思いますが、実際脚も長い気がします。
ただ、この馬はそれ以前の問題で小さいです。
特に測尺の管囲18というのは危険な数字ですね。
まぁ4月生まれなので成長もすると思いますが管囲ってあまり変わらないとも聞きます。
歩様もあまり良く見えません。
【総合評価】D-
とにかく足元のリスクが高いです。
仮に順調にいったとしても馬体も物足りませんしローリターンハイリスクの馬だと思います。
あとは成長次第ですね。
20、レネットグルーヴの18
牡 80,000円
父 モーリス 生年月日 2018年2月11日
母 レネットグルーヴ 厩舎 美浦 萩原清
母の父 キングカメハメハ 生産 ノーザンファーム
161.0 174.0 21.0 450
【血統評価】B+
母は3勝、祖母はイントゥザグルーヴ、曽祖母がエアグルーヴになります。
エアグルーヴの流れを組む血統の募集馬が増えてきましたね。
2番仔で産駒はまだ走っていません。
去年シルクで大人気だったエアグルーヴ→アドマイヤグルーヴ→アドマイアセプターと血統構成は全く同じになります。
アドマイヤセプターのモーリス産駒牡馬と考えると一気に期待値が上がる印象ですよね。
【馬体評価】A+
これは良い馬ですね。
トモも大きく、芝マイルくらいでスピードがありそうな馬体です。
黒光りしていて毛ヅヤもいいですね。
測尺も文句ありません。
歩様も良さそうです。
【総合評価】A
血統はもちろん良いのですが、同じ血統でもやっぱりアドマイヤグループ経由と比べると1枚劣ります。
そう考えるとちょっと高く感じます。
モーリス産駒も難しいですよね。
そもそも距離適正もマイルまでなのか中距離もいけるのかわかりませんし、成長もセールで1番時計を出したことからみれば早熟ですし、G1勝ちまくった時期で見れば晩成とも言えます。
まぁ、どこまでの器かは未知数ですが、この馬は良い出来だとは思います。
人気もありそうですね。
ここまで20頭書いてきましたが、やっぱり今年のシルクはドゥラメンテかなと思いますね。
特に今回の2頭の出来はすばらしいと思います。
スイープトウショウの18は3位以内、シーズインクルーデッドの18は10位以内には入ってくるんじゃないでしょうか。
そうなるともう私には手がでません。
抽優馬を使うかどうかという感じですよね。
使っても取れなさそうですし、もっと使えば取れるような馬を探すかもしれません。
さて、関東馬も折り返しを過ぎました。
ただ、関東馬はこのあとに登場する一流種牡馬以外の馬たちが面白そうなメンバーなんですよね。
明日以降もお楽しみください。
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