キングカメハメハの種牡馬引退の発表がありました。
昨年から噂されていたことですが、大種牡馬の産駒が今後誕生しないというのは寂しいニュースではありました。
まぁ、キンカメはかなり前から局部に痛みがあったりして種付け頭数をセーブしていました。
ここ数年はずっと100頭前後とトップ種牡馬としては数は少なかったですよね。
なので、シルクでも毎年1~3頭くらいしか募集馬がいませんでした。
実は私は今まで一頭もキンカメ産駒に出資したことがないのです。
キンカメ産駒は芝ダート問わず、距離も短いところから中距離まで幅広い活躍馬がいます。
筋肉質で立派な馬体が特徴で個人的には好きなタイプです。
しかし、基本的には牡馬に活躍馬が多く、牝馬ももちろん三冠馬アパパネやレッツドードンキなどいますが牡馬ほどではありません。
なので、そもそも募集頭数が少なく、価格の安めの牝馬はいまいち活躍馬が少なく、活躍馬の多い牡馬はかなり高額ということがあり今まで出資する機会がありませんでした。
今年のシルクでもキンカメ産駒は3頭おり、人気もありそうですが出資はできなさそうな感じですね。
ステイゴールドが亡くなり、ディープインパクトとキングカメハメハという2トップ体制でしたが、そこからキンカメが引退することになりました。
実は、今種牡馬界はかなりの高齢化がきているのです。
現在の種牡馬リーディング上位の馬で高齢なのは
ディープインパクト・・・17歳
ハーツクライ・・・18歳
ダイワメジャー・・・18歳
クロフネ・・・21歳
あとは既に亡くなったステイゴールド、ゴールドアリュール、マンハッタンカフェ。
次の世代はこのあたりになります。
ロードカナロア・・・11歳
オルフェーヴル・・・11歳
ルーラーシップ ・・・12歳
ハービンジャー・・・13歳
その次の世代が
キズナ
エピファネイア
ドゥラメンンテ
モーリス
あたりになるでしょう。
1番上の世代がごっそりいなくなった時のことを考えるとやっぱり少し物足りない感じはありますよね。
それだけすごすぎた種牡馬が多い世代だったとも言えます。
今のノーザンの成功はノーザンテースト、サンデーサイレンスから始まる種牡馬の成功の歴史とも言えます。
そこからディープインパクト、キングカメハメハ、ハーツクライなどと繋げてきました。
それらの種牡馬にも後継が多数おり、まだまだ当分は安泰でしょう。
それでも、世代を重ねるごとに若干少しづつ小粒になっている感が否めません。
優秀な種牡馬はたくさんいますが、父を越える種牡馬はほとんどいないからです。
種牡馬の質はシルクの募集馬の質と直結します。
そろそろ上の黄金世代がいなくなる時のことを想像しておかねばなりません。
当然、ノーザンもそれを考えて色々導入したりしています。
その時、父を越える後継が現れているのか、それとも海外から大物がやってきて成功しているのか。
楽しみでもあり、不安でもありますね。
今回のキンカメ引退のニュースを見て感じたことを書いてみました。
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