全頭評価をここ数年ずっと書いてきました。
しかし、ある矛盾も感じていました。
それは、あくまでも現時点での評価に過ぎないということです。
現時点でのカタログの馬体や動画で評価をしているだけなのです。
今すぐレースをするならそれでもいいのですが、レースに出るのは1年後です。
つまり、その評価がどれくらい意味のあるものなのでしょう。
じゃあ、どうすべきなのでしょうか?
例えば5月の遅生まれの貧相な馬体の馬がいたとします。
普通に馬体評価をすれば現時点ではC程度が精一杯です。
なら遅生まれだし成長込みで考えてBくらいまでなら測尺みても楽しみなのでつけてみようか、現在の私はそこまではやってみています。
しかし、たぶんこの後トモがかなり成長し全体的にボリュームも出てそれでいてバランスも完璧になるだろう、みたいな希望的予測をしてA評価をつけることは現実的ではありませんし、すべきではないと思います。
それが、ありならほとんどの馬の馬体は希望的成長をしてくれるのでA評価になるでしょう。
つまり、現時点での馬体や動画で評価をするということは、あくまでも現時点のものなのです。
それでも、私はこの現時点での自分の評価を元に今まで馬選びをしてきました。
結果は、重賞に届かないでいます。
そこで、今年は私は自分自身の評価を無視します。
かなり思い切ったことを言っています。
ただ、全部ではありません。
これから大きく変化のしないものに関してはそのまま受け取ります。
血統評価、測尺の中でも体高や管囲、厩舎、価格などはそのまま使います。
ただし、馬体評価をかなり無視することにします。
特に見た目のボリューム感、馬体重などはこれからどうにでも変化するので無視します。
そして、脚元の危険性と歩様だけを使います。
つまり、自分の評価のうち
血統評価、脚元の危険性と歩様、測尺の中でも体高と管囲、厩舎、価格を重視し
馬体評価の見た目のボリューム感、トモの大きさ、バランス、馬体重など今後変化の大きい部分を軽視することにします。
これは新しい自分なりの馬選びになります。
そして、これは弱者の兵法でもあるのです。
現時点で見た目の良い馬は当然ながら大人気なのです。
私が馬体評価をAをつけた馬は全頭、中間発表で既に人気になっています。
つまり、今を見て選んでも勝ち目がないのです。
なら、今は見劣りしても将来を感じさせてくれる馬を選んでいくしかないはずです。
これが今年の私の戦略です。
自分であれだけ時間をかけて全頭評価をしておきなら、その一部を無視して馬選びをします。
うまくいくかはわかりませんが、レビューでぼろくそに言ってた馬に申し込むかもしれませんよ?
楽しくなってきましたね!
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