先日このブログでも少し書いたが、アドマイヤラクティの海外G1制覇でその妹が急激に売れている。
先日まで残口表示は出ていなかったが、今日になって残口50以下になった。
おそらく今日明日には売り切れるだろう。
確かに兄の海外G1制覇はかなりの買い材料である。
だた、このG1勝利がなくてもアドマイヤラクティの存在は買い材料であった。
これだけの重賞馬が兄にいるというのは十分すごかったはずだが、売れ行きはいまいちだった。
気になるのは、ラクティとサトノジュピターの活躍はすごいがそれ以外がひどすぎることだ。
惨敗が多く、大外れの多い母なのだ。
その原因は、おそらく長距離適正だと思う。
ラクティが長距離重賞馬であるように、この血統は長距離向きでありアドマイヤテレサの13の馬体も胴が長めで長距離向き。
長距離のレースは、2歳戦では少なく、勝ち上がりが難しい。
母の産駒成績の波と長距離適正がここまで売れ残っている理由だと思う。
あとは、オーストラリアのG1制覇の価値がどれくらいなのか?
確かに賞金はかなりの高額なレースだった。
ただ、レベルはよくわからなかった。
今年はハナズゴールがオーストラリアでG1勝利を飾ったが、帰ってきたレースではいまいちで、G1馬としても評価を見せてはいない。
過去にはラクティが目標にしている最高峰レースのメルボルンカップでデルタブルースとポップロックがワンツー勝利を飾っている。
デルタブルースは日本のG1馬なので実績もあるが帰ってきた後はいまいちだった。
そう考えると日本のG1の天皇賞、JC、有馬記念までのレベルではないように思う。
日本ではG1に届かないアドマイヤラクティ、ハナズゴールの勝利。
デルタブルースは、G1だけ見ると天皇賞10着、メルボルン1着、有馬6着、天皇賞12着。
この2点から見るに失礼な言い方かもしれないが、レベル的には日本のG2くらいなんじゃないかと思う。
もちろん、賞金もすごいし、勝つ意義が大きいのでそういう話とは別である。
一口馬主の出資候補として馬の能力を考える上で、兄の海外G1勝利をどう捉えるかという視点である。
今回私は出資は見送ろうと思う。
優秀な兄がいたのは前からわかっていたことで、今回の勝利で急に行くものではないと判断したからだ。
もちろん、来年アドマイヤテレサの子供は1段値段が上がるだろう。
それなら今年4万というお手頃価格なので行くという判断も尊重する。
様子見してたけど残口僅かになってしまったのでいくというのも尊重する。
だけど、兄が海外G1を勝ったという情報で今まで候補でもなかったのに、急に飛びつくのは違うかなと思う。
もっと様子見できれば十分出資候補だったのだが、ラクティよ、余計なことをしてくれたなぁ。
もっと長く様子見をしてじっくり見極めたかった人は自分は含めてそう思っているんじゃないかな。
- 関連記事
-
スポンサーサイト