昨日のブログで先月の収支を更新した。
ぼーっと眺めていたのだが、維持費は放牧で750円前後、入厩すると平均1250円くらいだろうか。
つまり、平均すると月の維持費は1000円くらいになると思う。
そして、レースに出るだけでもらえる出走手当というものがある。
馬主の中にも、ホースケアのように出走手当をメインの収入と考え、順位はともかくレースに出しまくって出走手当を稼いでるところもある。
ただ、それが行き過ぎて馬を酷使しすぎだという批判もある。
一口馬主のクラブでもノルマンディーはそういうことも含めて収支を向上させることを明言しているクラブだ。
では、実際はどうだろうか?
私の収支表によれば、着外の10着だったとき出走手当のみだったが、664円ほど入金された。
2回とも同じ金額だったので、これが出走手当のみの収入だ。
それを考えると、2ヶ月で3レースに出走すれば、2ヶ月の維持費2000円を相殺できる計算になる。
ただ、これはかなりの馬への負担であり現実的ではない。
短期間でみれば2ヶ月で3レースは珍しいことではないが、それを継続的にやるのは無理だろう。
去年のデビューから未勝利終了までで、シルクで1番レースに出たダンスールクレールで14戦。
ざっと見た感じではあるが平均8戦くらいだと思われる。
レースにたくさん出すことで知られるラフィアンやノルマンディーでも多い馬でも14戦、平均10戦くらいだと思う。
つまり、平均月1戦できればかなり使ってるほうで、大抵はそれ以下の出走数になる。
そう考えると維持費を出走手当だけでまかなうのは無理だとわかった。
ただ、たくさん出走できれば全部は無理でもかなりの部分はカバーできるのも事実だろう。
実際は、出走手当のみというのはかなり力のない馬の話で勝ったり、負けても掲示板にのったりして賞金ももらえる。
そもそも、こちらが本線の収入だ。
つまり、月1戦以上してそれなりに掲示板に入ったりしつつ、少しづつ勝ち上がっていければ維持費は問題なくカバーできる。
そして、掲示板の頻度が多ければそれだけ馬代も減らしていける。
それが順調に続き、上のクラスまでいければおそらくプラスという話になっていくんだと思う。
結局大事なのは順調に使い続けられるということだろうか。
一口馬主をやってみてわかるのは、馬って本当に大変な生き物だということ。
馬に限らないが生き物が順調にいくというのは逆に珍しいのだ。
牧場時代はそんなに感じなかったが、激しい調教が始まったりレースに出るようになってから、本当にあれこれ何か問題が起こる。
今のところ大きな問題がないのは幸いだが、やっぱり馬への負担はかなり大きいんだなと感じる。
レースにたくさん出てくれたほうが楽しいし収支も安定する。
しかし、それで故障してしまっては意味がない。
いかに、そのバランスを見極められる調教師に預けるか、そして、丈夫で能力のある馬に出資するか、そう考えると本当に奥が深い。
深すぎてまだ何も見えてこない。
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