以前にも少し書いたことがありますが、ニコニコ動画の企画でリアルダービースタリオンというものがあります。
あの有名競馬ゲームのダビスタの世界をリアルにやってみようというもので私も暇を見てチェックしています。
まずは、セールで繁殖牝馬をみんなの投票で決めシュシュブリーズをいう繁殖を購入しました。
キャロットの馬として走っていたお馬さんでなかなか面白いと思っていました。
その後、種付けする種牡馬をまた投票で決め、初年度になるホッコータルマエを付けることになりました。
しかし、残念ながら不受胎でした。
我々は一口馬主でもこの生産という現場には関わりはありません。
受胎するかどうかという緊張感を初めて味わった気がします。
その後、もう一度タルマエを種付けし、今度は見事に受胎。
動画でもみんなで祝福しました。
それからしばらくして、先月シュシュブリーズが出産しました。
その様子は動画でも中継され命の誕生にみな感動しました。
無事かわいい牝馬が誕生したのです。
その後は、多少色々ありながらも元気に動き回って成長していました。
23日にはその仔馬に名前をつけようという番組が決まっており、みんな楽しみにしていました。
そんな中、突然、昨日その子は命を落としてしまいました。
死因は腎不全からの循環不全で心不全とのことですが、正直私にはわかりません。
ただ、こうやって無事産まれても命を落として競走馬になれない馬が少なくないようです。
ゲームならリセットもできます。
しかし、これがリアルなんですね。
企画としても大変なことになりましたが、私もリアルということを突きつけられた思いです。
一口馬主というものは、馬券だけで楽しむよりはずっと馬というのもに愛着を持つようになります。
それでもやっぱり順位や賞金みたいな部分を求めがちになっていきます。
私も最初の頃よりだいぶ成績ばかりを求めるようになってきている実感があります。
もっと最初は順位よりもまずは無事に走り終えてほしい、というような気持ちが強かったです。
今でももちろんそういう気持ちは常にありますし、実際命を落としてしまった愛馬もいます。
ただ、こうやって生産現場のリアルを見るともっと自分に大事なものを感じさせてくれました。
無事に産まれること、そして無事に成長し競走馬になることがどれだけ大変なことなのか。
こうやって一口馬主の馬として募集されている馬たちはそういういくつものハードルを越えてきた尊い存在なんだと改めて感じました。
なかなか結果の出ない愛馬もたくさんいます。
それでも、まずは愛してあげたいと思います。

それがまだ名前も付く前に亡くなってしまったこの子から学んだことです。
こんなにかわいくて元気だったのになぁと思うと涙があふれてきます。
ご冥福をお祈り申し上げます。
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こういうことを考える記事はとてもいいなと思いますし賛同します。
仔馬の死は特に可哀相に思ってしまいますね。
最近は一口馬主の世界でも何かと息苦しさを感じるようになり、一口馬主さんのブログを見るよりも、より牧場の厩務員さんや牧場好きで写真を撮られている方のインスタグラム等をよく見ています。
同じ馬を見ても視点とかまた違って新鮮で、純粋に本当に馬好きが伝わってきてほのぼのします(^。^)
後は牧場のお医者さんのブログとか。
こちらは怖いけど現実を知るには為になります。
まだまだ知らない事もいっぱいですが、我々はお馬さんにもっともっと感謝して私利私欲を押し付けるばかりではなく、より謙虚にいないとなあと思いました。