前哨戦のコーフィールドCを勝ち意気揚々と本番のメルボルンCに挑んだアドマイヤラクティですが、最後の直線前に後退していき最下位と大敗しました。
スタミナ不足などであんな後退していく馬ではないので何かあったのかと心配していましたが、想像以上の事態が待ち受けていました。
なんと、その後、馬房で倒れて急死したというのです。
死因はまだかわりませんが、おそらく心臓系の発作だと思います。
突然のことでまだ信じられませんが冥福を祈ることしかできません。
アドマイヤラクティは、私にとってさほど馴染みのある馬でも思い入れのある馬でもありませんでした。
しかし、この馬に注目するようになったのは、妹のアドマイヤテレサの13がシルクで募集されたからです。
その後、なんとラクティがオーストラリアのG1を制し、その勝利によってテレサの13はあっという間に完売しました。
その時、出資するか色々調べたりしたので、ラクティについてもかなり詳しくなり思い入れもできました。
なので、今回のメルボルンCも注目しており、1番人気ということもありかなり期待もしていました。
勝つこともありえたし、大負けすることもありえたかもしれませんが、このレースで死んでしまうことは誰も想像していなかったでしょう。
特に関係者は落胆していると思います。
前哨戦でG1を初勝利を飾り、世界的なレースで1番人気となり、期待も膨らんでいたと思います。
「馬って簡単に死んじゃうよな、悲しいよ」
これはある掲示板にあった書き込みの一文です。
軽く言っている言葉ではなく、心から出た心情だと思います。
現役馬、引退馬含めて本当に毎年たくさんの馬の死をニュースで見ます。
人間の何倍も大きく、パワーもあり、スピードもある馬がこんなに簡単に死んでしまう。
それだけ調教、レースは馬にとって命がけのギリギリまで負荷をかけたものであり、だから尊いものなのだと実感します。
私は、騎手や調教師など人間を批判することはたまにあります。
ただ、馬を批判したことは一度もありません。
たとえ最下位だろうと馬は一生懸命走ってる。
これは競馬をする限り大事にしたい思いです。
私は一口馬主をするにあたり、1番はその馬の物語、思い入れを大事にして出資馬を選ぶことにしています。
そういう意味で、やっぱりアドマイヤテレサの13には出資すればよかったと後悔しています。
この子にはそれだけの深い思い入れができてしまいました。
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