3歳未勝利戦も終わり、3歳世代の成績もとりあえず確定したので主要クラブを見ていこうと思います。
果たして私が何度となく言ってきたシルクの最強3歳世代は本当に最強だったのか?
一口馬主BDのデータを見ながら分析していきたいと思います。
・シルクホースクラブ

勝ち上がり率は過去最高クラスでかなり立派です。
デビュー率100%というのも素晴らしいですね。
2冠馬アーモンドアイ、重賞馬ブラストワンピース、プリモシーンと活躍馬も多いです。
しかし、私が最も注目すべきだと思うのが2勝馬率です。
この数字はずば抜けて良いです。
勝ち上がったものの上では通用しないということも多い中、2勝目をあげている馬がこれだけ多いというのが最強たる所以だと思うのです。
今後もこの表を出していきますが、2勝馬率とかを4歳馬とかと比較してはだめですよ。
4歳馬は1年多く走ってるので当然2勝目をあげる馬も増えますからね。
逆に言えば、現3歳は1年多く走ってる4歳世代よりも2勝馬が既に多いということにもなります。
それくらいすごい成績なのです。
・キャロットクラブ

はっきり言ってキャロットとしては不振の世代だったと思います。
勝ち上がり率は悪くありませんが、2勝馬率が低いです。
シルクと比較しても単純に半分以下ですからね。
しかも現時点で重賞馬が出ていません。
先日重賞で2着にきたレイエンダが代表馬に出てるくらいですからね。
キャロットは母親優先制度とアワーブラッドのクラブです。
クラブ馬が繫殖に入り、その子がまたクラブで募集されていきます。
この循環が良い方に回ればかなりの好成績になりますが、逆にいくと低迷することにも繋がります。
この1世代だけで語るのは難しいですが、好調だったキャロットの転換期になりかねない世代だったように感じます。
・サンデーレーシング

さすが本家様といった成績ですね。
最強と騒いでいたシルクよりも実はサンデーのほうが好成績でした。
特に勝ち上がり率60%越えは奇跡的な数字で、しかも88頭も募集しての数字なので破格の好成績といっていいです。
2勝馬率もシルクほどではありませんが、かなり高い数字です。
G1馬もラッキーライラック、タイムフライヤーの2頭もおり、重賞馬ステルヴィオ、フロンティア、重賞馬以上に稼いでるリリーノーブルなど活躍馬も多数います。
こうやってノーザン系の3クラブを見てみるとシルク、サンデーがものすごい成績でキャロットが少し不振といった感じでしょうか。
ただキャロットが不振といってもキャロットにしてはという意味で、他のクラブからみればかなりの好成績です。
ノーザン系のクラブの天下は続きそうですね。
・社台レースホース

ノーザン系に対抗できるのは社台かと思うのですが、成績は可もなく不可もなく例年並みといったところでしょうか。
もちろん、重賞馬ステイフーリッシュ、リバティハイツ、G1で2着馬のギベオンなどがいるのはさすがです。
ただ、ノーザン系との差はむしろ広がっているように感じます。
・東京サラブレット

成績を見ると実はノーザン系と遜色ないほどだったのは東サラでした。
デビュー100%、勝ち上がり率53%というのはかなりの好成績です。
ただ数字ほど活躍してるイメージがないのは2勝馬の少なさと重賞馬がいないことが原因かもしれませんね。
東サラも昔はバイヤー系と言われていましたが、最近はアワーブラッドがかなり増えてきました。
以前クラブ馬だったレッドなんちゃらの子供が募集馬の半分近くを占めるようになっています。
良血も多いのでそれが成績の安定に繋がっているのかもしれませんね。
・ロードサラブレット

これを見て驚いた人も多いんじゃないでしょうか?
実は勝ち上がり率はシルクよりも高いのです。
それも60%というものすごい数字です。
去年の倍以上ですから、それがどれだけすごいか一目瞭然ですね。
ただ、その理由ははっきりしています。
当たり種牡馬だったロードカナロア産駒がかなり多く募集されていたからです。
もちろん、自分たちのクラブからでた名馬なので、そのクラブで子供が多く募集されるのは当然です。
その種牡馬が大当たりだったので、当然多くが勝ち上がってこの数字になりました。
これといった大物がいないのは気になりますが、これ以降の世代もカナロア産駒は多いので好成績は続きそうですね。
・ラフィアン

他のクラブの好成績とは一転してこちらはかなり厳しいです。
特に勝ち上がり率21%というのはマイネル軍団の中でも過去に例がないくらいじゃないでしょうか?
まぁ他が多く勝てばどこかが減るわけですが、それがここだったのかもしれません。
80頭近く募集して60頭くらいが未勝利引退しているという現実はかなり深刻です。
何か抜本的改革をしないといけない時期のような気がします。
・ノルマンディー

ノルマンディーのこの世代は夜間放牧を増やして調教開始が遅れ、散々な成績になっているのは様々なブログ等で語られています。
成績もその通り過去最低レベルだと思います。
勝ち上がり率もひどいですが、2勝馬すら1頭もいません。
43頭も募集してのこれですから大失敗といっていいでしょう。
これを見てノルマンディーを退会したというブログも結構見ました。
ただ、改善したと言われる2歳世代もデビューも遅いしいまいちなんですよね。
単に募集馬の質を落としただけのような気がしてなりません。
そうだとするとかなり心配です。
個人的には加入も検討したことのあるクラブですし、スターズファンドで出資もしてるので立て直してほしいですね。
こうやって並べてみるとどうでしたか?
シルク最強3歳世代というのは間違いないと思いますが、サンデーの壁はまだまだ高い気がしますね。
他はノーザン系はもちろん、バイヤー系も好成績でした。
逆にマイネル系がかなり深刻でノルマンディーも厳しいです。
ただ今回書いていませんがユニオンから皐月賞馬エポカドーロが出て日高系にも明るいニュースとなりました。
この年からDMMやワラウカドも参入してキタノコマンドールは活躍しました。
しかし、こうやって客観的に数字を見るとやっぱりノーザン系のクラブが1歩も2歩も抜けています。
今後もこの3クラブの人気は続くでしょう。
ますます募集馬の争奪戦が激しくなりそうですね。
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