「シルク」という冠名をつけた最後の馬だったシルクドリーマーが屈腱炎で引退となりました。
9歳まで走って56戦5勝、回収率933%。
重賞を勝ったわけではありません、オープン勝ちもありません、それでもこういう馬に出資できた方は最高の喜びだったと思います。
ずっと基本的には短距離路線で活躍していた馬ですが、転厩もあり、去年あたりから芝の長距離で活躍し始めたのは本当にビックリしましたね。
本当に馬ってわからない存在だし、色んな可能性を秘めているんだと感じました。
私は、シルクの冠名がなくなってから入会しました。
なのでそこまで思いいれがあるわけではありませんが、この冠名が私を一口馬主の世界に連れてきてくれました。
この話は以前も書いた気もするのですが、最後ですし書こうかなと思います。
ある重賞にローブティサージュが出走していました。
G1も勝った馬ですしもちろん知っていたのですが、ふとした情報でこの馬がシルクの馬だと知ったのです。
あれ?シルクって冠名やめちゃったの?
シルクという一口馬主があるというのは知っていましたし、シルクジャスティスやシルクプリマドンナなど冠名をつけて活躍した馬もたくさんいました。
そんなシルクという冠名をなんでやめたのか?と思い、ネットで検索したのです。
そこでメジロドーベルの娘がシルクで募集されており、まだ残っているという広告と出合ったのです。
それが私が一口馬主をするきっかけです。
一口馬主をしようと思って調べたわけでもなんでもないんです。
シルクっていう冠名をなんでやめちゃったのか検索してただけなのです。
あの時、ローブティサージュをぼーっとテレビ中継で見てたら何も考えなかったと思います。
シルクの馬だとわかっても、「へぇ、そうなんだ」程度で終わっていたら調べることもなかったでしょう。
そして、そこにメジロドーベルの娘が募集馬にいなければ興味もわからなかったかもしれません。
そういった色々な偶然が重なり、今では一口馬主が私の生活の大きな部分を占める趣味となっています。
それもこれも、「シルク」という冠名が結びつけてくれたのです。
これでシルクという冠名はなくなりますが、シルクの冠名を背負って走ってくれた愛馬の活躍は消えません。
「シルク」には本当に感謝しています。
ただ、そうはいったものの一応最後のシルク馬はまだいます。
私の出資馬でもあるヴァンクールシルクです。
ただ馬名の由来は母名の一部なので、ルシルクからきたシルクなんですよね。
もちろん、ルシルクの産駒は今年もシルクにいましたからシルクという名前がつくかもしれません。
なので、その辺はまだグレーゾーンではありますが、シルクドリーマーの引退が一応最後のシルク冠名馬の引退ということなんだと思います。
シルクドリーマー本当にお疲れ様でした。
最後のシルク冠名馬として歴史に残る本当にすばらしい馬だったと思います。
そして、私を一口馬主の世界に連れてきた「シルク」という冠名も本当にありがとうございました。
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転厩が契機になって活躍する事は稀にありますが、この馬の転厩って7歳だったんですよね。
いろんな意味で常識に縛られてちゃダメなんだなと思える馬でした。
またこんな名馬に出会いたいですね。