先週末、退院し家で安静にしております。
まだ痛みが結構あるんですよね。
まぁ、それは置いておきましょう。
今日のフローラSでシルクのウィクトーリアが勝ちました。
この世代では重賞初制覇になります。
4歳世代と比べるといまいちだった感のある世代でしたが重賞馬も出ましたしオークス出走もできそうですね。
そんなウィクトーリアになせ出資できなかったのか考えていこうと思います。
まずは募集時のレビューを見てみましょう。
14 ブラックエンブレムの16 メス 鹿毛 3月27日 小島 茂之
ヴィクトワールピサ ノーザンファーム 2,800万 56,000
体 高:157.0cm
胸 囲:175.5cm
管 囲:19.3cm
馬体重:442kg
母はG1秋華賞馬。
シルクの大人気繫殖で産駒は活躍馬が多く毎年大人気。
札幌2歳Sを勝ったブライトエンブレム、そろそろ重賞勝ちそうなアストラエンブレムなど活躍馬多数。
ただ、オーロラエンブレムは調教から走り方が変でまだ未勝利、一つ上の子は馬体重が小さく苦労している。
今回、この募集馬リストを見た段階では、ブラックエンブレムの子でこの価格なら面白そうだと出資上位候補でした。
ただ、馬体をみてガッカリ。
繋ぎが立ち気味で管囲も少し細めでとにかく足元に不安を感じます。
歩様もなんかクネクネしてて安定せず。
全体として、シルクの看板血統なので今回も人気にはなるとは思いますが個人的には無いかなと思います。この血統に低い評価をつけるのは勇気がいるのですが個人的な好みなのでご了承を。
【総合評価】E
なんかもう答え出てますよね。
なぜ出資しなかったのか?
だって最低のE評価をつけてるんだから出資するわけないのです。
こんな重賞を勝つほどの馬にこんな評価をつけてるだけで恥ずかしいですね。
ただもう少し中身も見てみましょう。
母ブラックエンブレムはG1馬ですし、産駒にも重賞馬もおりシルクの看板繁殖の1頭です。
個人的にもG1馬の子供などのロマンが大好きで、繁殖成績を最も重視していますから出資したいトップクラスの馬になります。
この馬も価格的にも出せそうなレベルでしたしリスト段階では出資候補のトップでした。
ただ、その気持ちが画像と動画を見て一変しました。
確かに最近の産駒は小さい子が多く苦労していました。
父をヴィクトワールピサにしたことでサイズの心配がなくなったことを検討会などでも推していた記憶があります。
そういう意味ではプラスでしたが、とにかく気になったのが足元でした。
体高から見てもそこそこ大きくなりそうなわりに管囲が細く、歩様も安定していませんでした。
上がしっかりしているのでなお更、足元の不安が怖く感じたのです。
ただ、結局はこの判断が間違っていたことになります。
レース後少し疲れやすいというのは足元に関係してるのかもしれませんが、大きな故障もなく今回重賞制覇となりました。
脚さえ問題なければ、そりゃこの子だしの良い繁殖の子供ですから能力は高いのです。
今回に関しては能力が高いかどうかの前に、故障しそうかどうかの判断で除外したのです。
そして、私は故障が怖いと判断しEという最低評価をつけ自分はもちろん出資しませんでした。
なので、自分の判断は間違っていたと思いますが、筋は通っているので納得はしています。
レビューにも書いてありますが、シルクを代表する繁殖のブラックエンブレムの子にあえて最低評価をつけるのはかなりの勝負でした。
血統はAでいいわけですから、足元に怖さがあっても総合Cくらいにしてお茶を濁しても良かったわけです。
それでも、あえてE評価をつけたのは、自分のレビューに対する責任だと思っています。
そんなウィクトーリアですが、実はほぼ誰でも出資できた馬になります。
総申し込み数
14.ブラックエンブレムの16 575口
必要実績
14.ブラックエンブレムの16 506,000
まぁ申し込めばかなりの確率で当選できたと思いますし、実績で取れた人も多いでしょう。
逆に言えば、あのブラックエンブレムの子のわりには人気はあまりなかったとも言えます。
やっぱり、足元の不安を気にして避けた人が多かったのかもしれません。
私もEなんて評価つけてるし、気にされた方もいたかもしれません。
そう考えると申し訳なく思います。
では、どうすれば出資できたのでしょうか?
血統は文句ありませんので、足元についての判断をどうすれば良かったのか?という一点になります。
改めて当時の画像と動がを見てみました。

やっぱり立ち繋ぎは気になりますよね。
上がしっかりしている分、管囲の細さもやっぱり気になります。
歩様に関しては、今見ると言うほど大きな問題も感じませんが、確かに不安定さはあります。
シルク会員にはカリの一件で立ち繋ぎは絶対にやめたほうがいいという固定観念があります。
私にもそれが強く残っており、ちょっと立ち繋ぎだけで拒絶反応をしてしまいがちです。
それが強すぎるあまり、管囲の細さや歩様の見方にもマイナス作用が働いたように感じます。
レビューといってもその時の印象に大きく作用されてしまいます。
なにか数字的なデータで書いているわけではないからです。
上のマルーンエンブレムも小さすぎてダメそうだったというのもあるでしょう。
今なら小さくてもあれだけ勝っているわけですから、やっぱりブラックエンブレムの子はすげえとなっているわけです。
そうやって考えるとその時々の印象に左右されがちなのです。
なので、今振り返ってみてもやっぱり当時ウィクトーリアに出資することはなかったと思います。
それくらい立ち繋ぎ恐怖症は強いのです。
ただ、もしこのウィクトーリアがこのまま活躍し無事に大きな怪我をすることなく現役を引退できたとき、その恐怖症は薄れるかもしれません。
カリで強く植えつけられたシルク会員の立ち繋ぎ恐怖症を、ウィクトーリアが払拭してくれる馬になってくれることを期待しています。
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待ってましたの好きなシリーズです笑
私も同じく、この馬は写真の立ち姿の立ち繋ぎでバツ。
動画をみても左前の膝あたりが内に入っていて怖くて出資できませんでした。
出資した兄も脚を痛めていますしね★
でもこうして見直すと皮膚感はいい感じですね。
能力あればこれぐらいの足元でも大丈夫って事ですが、過去注目していて怖くて出資出来なかった馬が大丈夫で大活躍して、それならと欠点に目をつぶって出資した高額馬がやはり自分の予想通りダメでがっくり来ちゃいました★
やはりある程度ブレずに自分の基準枠で出資した方が、結果オーライなんじゃないかなあと思う今日この頃です。。。