今日は【馬体評価】に関して書いていきます。
馬体評価に関しては、基本的には主観的100%で構わないと思っています。
なので、評価基準は人ぞれぞれであり、何が正解かもわからないと思います。
それでもまずは馬体評価とは何かを定義づけしておくことは重要だと感じました。
【馬体評価】とは【血統評価】のポテンシャルをどの程度発揮できる器なのかを示す値。わかりやすく例えるなら【血統評価】は水、【馬体評価】はコップの関係なのです。
大量の水があってもコップが小さければ溢れてしまい、すべてのポテンシャルを発揮することはできません。
逆に大きなコップがあっても水が少なければ満杯にならず、こちらもコップの大きさを持て余すことになります。
大量の水と大きなコップがあって初めて大きな結果が出るのです。
それでは、馬体評価のA~Eとかどういうイメージの評価なのでしょうか?
評価A・・・(ポテンシャルを発揮させる割合90~150%)
評価B・・・(80~100%)
評価C・・・(70~90%)
評価D・・・(故障リスク高い)
評価E・・・(故障リスクかなり高い)
だいたいのイメージなので深くつっこまれると困るのですがこういう感じで評価しています。
評価Aならその血統評価のポテンシャルを余すことなく発揮できる素晴らしい馬体だという意味です。
100%以上になることがあるのは、地味な血統でも馬体の良さで素晴らしい活躍をするケースがあるからです。
評価B、評価Cになるにつれ何か不安や問題点があり、能力の発揮を阻害する要素が増えていく感じですね。
そして、評価D、評価Eとなると能力の発揮云々ではなく故障の確率になっていきます。
先ほどの水とコップの例でいくとコップにヒビ割れがあって水がもれてしまう状態ですね。
では次に馬体評価をする材料を見ていきます。
1、カタログの静止画
2、動画
3、測尺
まぁ誰も同じだと思いますがこの3つしか材料はありませんよね。
カタログの静止画では、全体のバランス、前と後ろのバランス、筋肉量、筋肉のメリハリなど全体的な印象を見ます。
次に部位としてはトモの大きさ、繋ぎの角度、飛節、あとは脚が曲がってないか反ってないかなどチェックします。
繋ぎの角度なんかは特に気にするタイプなので分度器で計ったりもしますね。
次に動画ですが、最近は動画をかなり重視しており。カタログの静止画よりも動画の静止画をまず見ますね。
カタログの写真は奇跡の1枚というようなかなり上手に撮れた写真なので良く見えがちです。
動画だと全然印象が違うことも多いので細工のできない動画を重視しています。
あとは、もちろん歩様をチェックします。
前からと後ろからの歩様は、基本的には真っ直ぐ踏み出すのが理想的ですが、外に開いたり回したり、内にささったり、がに股、内股などなど色々あります。
そういう歩様をチェックしつつ、特に極端な場合は減点します。
あとは、ぐにゃぐにゃして見えるのが個人的には1番嫌う部分でそういう歩様は基本的に脚が曲がっているとそう見えます。
横からの歩様は、歩幅と躍動感を意識してチェックします。
歩幅は稼動域という言い方をする人も多いですが、やっぱり大きいほうが良いようですので最近結構気にしてみています。
躍動感は、印象でしかないのですがキビキビ歩いてると良く見えますよね。
まぁ、ここはまだまだ勉強中の部分ですね。
最後に測尺です。
測尺は生年月日をしっかり見て遅生まれ、早生まれを頭にいれつつ数字をチェックします。
体高と馬体重は大きい、小さいを決める大きな要素なので、特に小さい場合は注意します。
管囲は皆さん気にする部分だと思いますが、19,5以下だと少し注意しますね。
ただ、それだけで減点することはなく、馬体重との兼ね合いや18台だと気にするかもしれませんね。
以上でだいたい馬体評価に関する部分はこれくらいでしょうかね。
最初にも書いた通り、ここは主観的な部分なので説明は難しいですね。
ただ、勉強と経験で伸び代のある部分だとも思っています。
今後より力を入れていきたいですね。
明日は【総合評価】について書いていきます。
それで今回のレビュー改革も終わりですね。
その後、広尾の追加募集馬のレビューで実践していきますのでよろしくお願いします。
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