最後に【総合評価】に関して書いていきます。
【血統評価】とは、繁殖牝馬Aと種牡馬Bの仔に現実的に期待し得るポテンシャルの評価。
【馬体評価】とは【血統評価】のポテンシャルをどの程度発揮できる器なのかを示す値。
よって【血統評価】×【馬体評価】=【能力評価】になります。
その能力評価に価格と厩舎という馬そのものではなく付随する要素を考慮して出したのが【総合評価】になります。
それ以外にも生産牧場や育成施設などを加味する場合もあります。
特に価格は一口馬主をする上で重要だと思っています。
能力評価がBで2~3勝できそうだという評価になってもシルクで価格が一口20万円では全く回収できません。
そういう場合は総合評価としては下がってしまいます。
逆に同じ評価Bでも価格が2万円なら楽しめそうな馬ということで多少総合評価は上がるかもしれません。
回収率を考えても価格は無視できないので評価の大きな要素になっています。
私のレビューで総合評価が高額なディープ産駒などは低めなのはこの影響ですね。
厩舎に関しては競走馬にとってものすごく重要だと思っています。
しかし、レビューでもあまり触れてはいませんし実際そこまで評価に入れていません。
なぜなら基本的に厩舎は相性だと思っているからです。
それは騎手にも言えることで、トップの騎手や厩舎だから良いとは一概には言えないと思っているからです。
重賞級の能力のある馬ならトップクラスの厩舎が良いのは言うまでもありません。
しかし、そこまででなかった場合、逆に使ってもらえなかったり扱いが悪かったりマイナスにもなります。
数を使ってほしい馬なのに休み休み使う厩舎は合いませんし、逆に体質の弱い馬は数を使う厩舎はあいません。
なので結局は相性だと思うので、そこまで大きく評価には加えていません。
しいて言うなら個人的には一口馬主向きだと思っている矢作厩舎は加点していますね。
このように馬の能力評価に価格や厩舎などを加味して出したのが総合評価です。
それでは、総合評価のA~Eはどういう意味合いなのでしょうか?
総合評価は出資をすべきかどうかの総合的な評価になります。
評価A・・・是非出資したい馬
評価B・・・出資候補に入る馬
評価C・・・場合によっては出資しても良い馬
評価D・・・出資しないほうが良さそうな馬
評価E・・・出資したくない馬
表現は色々あると思いますがこんな感じのイメージですね。
評価Aは最優先や抽優馬を使ってでも欲しい馬になります。
評価Bは実績や一般で取れるなら欲しい馬たち。
評価Cは今後の成長次第ではみたいな馬や大物感はないけどこつこつ楽しめそうなタイプならありですね。
評価D、Eに関しては私は出資しません。
以上で私のレビューに出てくる【血統評価】【馬体評価】【総合評価】の改革と説明を終わります。
自分で書きながら今まで曖昧だった部分を定義づけしたり、基準やイメージを設定できたことは良かったと思います。
1頭1頭、全部この作業をして評価を出して、そこに10行以上の文章も書いていたわけですからそれは時間がかかるのも納得です。
その作業に見合っただけの出資成績かと言われれば自分でもまだ納得はいっておりません。
高評価をした馬を取れるわけではないので、そこは難しい部分ではありますが続けていけばいつか結果に繋がると信じています。
長々と4回に分けて書きましたが、もし今後私のレビューを見てこれどういう意味だろうなどと疑問が出た場合にここに戻ってもらえると良いかと思います。
ありがとうございました。
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