レース結果
プルーヴダモール
10/3(土)阪神8R 500万下(牝)[D1,800m・14頭]13着[13人気]
スタートを決めて先行し、道中は内目3番手を追走、3コーナー手前でペースが上がると徐々に遅れ、3・4コーナー中間で最後方まで下がってしまうと、直線でも巻き返せず後方に敗れています。なおタイムオーバーのため11月3日まで出走停止となっています。
酒井学騎手「返し馬から気持ちが走る方に向いていなくて、逃げることばかり考えているような感じでした。スッと行き脚も付いて先行力はあるのですが、周りに馬が押し寄せてくるとフワフワして、集中力を欠いてしまいました。勝負処では余力がないと言う訳ではなく、完全に戦意喪失してしまって、こちらが追っ付けて行っても全く反応してくれませんでした。適性云々と言うよりは、やはり気持ちの問題が大きいと思います。新馬戦を勝っているように、能力は持っている馬だと思うので、走る方に気が向くように何かしら策を練らないといけませんね」
西園正都調教師「競馬場に着いて馬房内の様子を窺うと、ブルブル震えて落ち着きがありませんでした。競馬に向かうのが怖いのか、気持ちの面でかなり悪い方に向いてしまっています。さすがにこれでは力を出す以前の問題なので、同じ進め方をしても結果が出ないと思います。これまでは馬体減を気にして10日競馬から2週間ほどで出走させてきましたが、次走は一度じっくり厩舎で進めて環境に慣れさせる工夫をしていこうと思います。その中のひとつに障害練習を取り入れることを考えています。トレセンに戻って状態を確認してからになりますが、体がかなり減ってしまっているので、一旦放牧に出してリフレッシュさせようと思います」
3歳未勝利戦も終わり、泣く泣く引退を余儀なくなれた馬たちがたくさんいる中、netkeiba掲示板などでは引退を望む声が増えてきました。
確かに新馬勝ち以降、ほぼ最下位のレースが続き、今回もタイムオーバーとなってしまいました。
ただ、せっかく勝ち上がった馬を3歳のこの時期に見切るには早すぎると思います。
能力ならどうしようもないのですが、精神的な問題だと騎手や調教師という専門家が言っているのですから、それを解決してもらえるように見守るしかないと思います。
厩舎に入ると体調が悪くなるからと10日競馬を試してみるもなかなか結果が出ず、次は逆に長く居させて一時的に飼い食いが悪くなっても慣れるまで根気強く頑張っていただけるようです。
限りある馬房をこの成績の馬にじっくり使ってくれると言ってるんですから感謝しかありません。
先生などのコメントを読むと馬がレースをしたくないように思えます。
無理やりやらせるのはかわいそうだから引退させろという意見も表面上はわかります。
しかし、ほとんどの馬は、引退すればバラ色の生活が待っているわけではありません。
良血とは言えないこの血統と1勝はしたもののその後の成績を見ても繁殖入りは微妙なところです。
その状態での引退が果たして馬のために本当に幸せなのかもっと考えて発言すべきだと思います。
もう維持費がもったいないから引退してくれなら、個人的には同意できませんが、まだ理屈としてはわかりますが、
馬がかわいそうだから引退させてあげてほしいというのは現実を見ていない意見だと思います。
先生も立て直すために頑張ってくれると言っています。
もし、この後1勝できたら、もしくは勝てなくてもそれに準じるような成績が続くようなら3勝の姉が繁殖入りしている事実を見てもプルーヴにとっても私たちにとっても最良な方向にいくと思います。
私に初勝利をプレゼントしてくれた馬がここまで苦境になるとは思いませんでした。
それでも私は最後まで復活を信じて見守ります。
- 関連記事
-
スポンサーサイト