fc2ブログ

まーくの一口馬主と競馬の日々

一口馬主、競馬予想など競馬に関して書いていきます。シルク、キャロット、広尾のホームページ情報の転載許可を受けております。

能力はあるが故障の可能性もある馬

馬体を見る上でチェックする項目は色々あると思いますが、大きく二つに分かれると思います。
バランスがいいとかトモが大きいとかプラス材料を探す見方と、繋ぎが立ってるとか脚が曲がってるなどマイナス材料を探す見方です。
私は、未だに馬体は見てもよくわかりませんが、基本的には後者のマイナスを探して消去法で残った馬から選びます。
馬券の買い方もそうですね。

先日、強い勝ち方に驚いて出資馬でもないのに記事にしたアルーアキャロルですがその後骨折が判明しました。
その時にも書きましたがアルーアキャロルは足元に不安があり売れ残っていた馬です。
なので、骨折という一点を見れば結果として見る目が正しかったと思います。
シルクでは、他にもデビューしてから故障した馬が何頭かいます。
ブレイキングザロウは連闘で2戦した後骨折してしまいました。
この馬は、募集時から脚が外向だ内向だと不安視する声がありました。
シャクンタラーは、勝ち上がってその後ボーンシフトを発症しました。
この馬も足元に不安はありませんでしたが、そもそもかなりの大型馬でその大きな体ゆえに不安はあり嫌われて売れ残っていたと思います。

このように故障した3頭とも、募集時からなんらかの馬体に不安があり、結果的にその通りになりました。
もちろん、募集時の不安箇所と故障箇所が関係ないかもしれません。
それでもやっぱりみんなよく見てるなと思います。
ただ、私が今回言いたかったのは、「ほらやっぱり故障した」ということではありません。
3頭とも能力はかなりあるだろうということです。
アルーアキャロルやシャクンタラーは既に勝ち上がっており、その上のクラスでも十分通用するでしょう。
ブレイキングザロウも勝ち上がりは問題ないでしょうし、その上でも楽しめそうです。
シルクの勝ち上がり率が50%だとすると、この3頭とも募集馬の中では上位の能力だと思います。

今年の2冠馬ドゥラメンテですが、この馬は繋ぎがかなり立っていて不安視されていたそうです。
そして、実際両前脚骨折してしまいました。
しかし、この馬への出資者に「ほら、見たことか、見る目ないなぁ」とは誰も言いません。
なぜならダービーを勝って頂点に立った馬だからです。
例えば、ドゥラメンテが新馬戦圧勝して、その後に重度の骨折をして引退していたらそう言われるかもしれません。
つまり、爆弾がいつ爆発するか、そしてその爆発がどのくらいなのかという運の要素なのです。

そう考えると私の不安要素のある馬を消去法していくやり方ですとドゥラメンテは消えてしまい出資できません。
それが正しいのか今はまだわかりません。
感覚的には、一頭一頭見れば大物をとりのがす可能性はあるが長期的に見れば正解のような気もします。
逆に大物に出会えないで、丈夫が取り得の勝ちあがっても500万で四苦八苦する馬ばかりになるかもしれません。
それなら、リスクをとって能力に賭けるというのも一つの選択肢になりうるんだろうと思いました。
確かにアルーアキャロルは骨折してしまいましたが、骨折した今でも出資させてくれるならしたいと思います。
それくらいの走りでしたし、幸い重症ではなさそうですし、2歳戦は勝ちあがった後ダート番組はあまりないので休養だと思えばそれほどマイナスでもありません。

今年は、キャロットの馬を中心に能力のあった馬たちが次々に故障で引退してしまいました。
それでも出資者の方は楽しめたろうと思います。
もちろん、丈夫で能力もあるゴールドシップみたいな化け物もたまにいますが例外でしょう。
リスクを恐れすぎて大物を逃してはいけないが、リスクを軽視してもいけない。
つまり、消去法はダメで、消去はしてしまわずに不安があっても候補に一応残しておくバランスが大事なんだと今は感じています。
関連記事
スポンサーサイト



[ 2015/11/12 17:53 ] 一口馬主 | TB(0) | CM(2)
故障じゃないんですが・・・
まーくさん、こんばんは。

私事ですが、昨日付けで残念な連絡が入ってました。

ヴァールハイト
「なかなか歩様が改善されず、騎乗再開の目処が立たないことから、今後について協議した結果、誠に残念ではございますが、このまま引退させることといたしました。12日に抹消の手続きが取られており、今後は宮城県・遊佐牧場で繁殖牝馬となる予定です。」

昨年の夏、岩田JKで未勝利勝ちしてくれて、ほっと一息ついて、長く見守って行こうとした矢先、体の調子が悪い(背中/歩様改善されないとの事)という理由でまだ4才ですが、引退となってしまいました。

辛口になってしまうのですが、恐らく、近走の成績と馬房数の関係でしょう。
近年の出資馬の調教/出走/放牧の動向をみていると、短期放牧先に任せているファクターが大きくて、(故)戸山調教師の考えのもとで鍛え上げられた、ミホノブルボンのような馬はもう出てこないと思っています。
[ 2015/11/13 05:28 ] [ 編集 ]
ロンリーロードさん
私も先ほどブログに書きましたが残念なニュースが入ってきました。
最近のシルクは故障が多すぎますね。
ヴァールハイトはシルクユニバーサルの子なんですね。繁殖入りしたということはシルクでも子供が募集されるかもしれませんね。
外厩の利用はいいとは思うのですが、故障が多いのが困り物です。
なんとかしてほしいですね
[ 2015/11/14 05:49 ] [ 編集 ]
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL

プロフィール

まーく

Author:まーく
シルク、キャロット、広尾に入会し一口馬主をしています。
【一口馬主スタイル】
血統ロマン・・名馬の子、名繁殖の系統、何々の弟、夢の配合など物語のある馬を重視します。

順調度・・無事是名馬。良血、好馬体でも無事に走れなければ意味が無いですし、調教が順調にできている馬を優先。

馬体・・基本的に大きくてボリュームがある立派な馬体が好きです。

価格・・年予算30万程度で7頭前後に出資を目安に低予算でやっています。

馬一覧
検索フォーム
カレンダー
04 | 2023/05 | 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
カテゴリ