2015/11/18 <出走予定>
レーヌドブリエ /21(土)京都10R・衣笠特別(牝)[53 騎手未定]か、22(日)東京12R・芝1,800m(混)[53 騎手未定]か、22(日)京都9R・嵯峨野特別(混)[53 騎手未定]か、23(月)東京10R・鷹巣山特別(牝)[54 吉田豊]
18日の段階でなんと4レースも出走予定に並んでいました。
2つくらいでどっちかみたいなことはよくあると思うのですが、4つも選択肢にいれたままギリギリまで考えるというのが矢作流でしょう。
レーヌドブリエ
在厩場所:栗東トレセン
調教内容:逍遥馬道から角馬場でハッキング、坂路でキャンター 18日に坂路で追い切り
次走予定:東京11月23日 鷹巣山特別 牝馬限定戦・芝1400m[吉田豊]
矢作調教師「昨日(18日)、坂路で追い切りを行いました。前半の時間帯でしたので、全体の時計も52秒台で、終いが12,5秒ですから調教に関しては言うことないですね。体がふっくらして状態面に関してはとても良くなってきているので、力を出せる出来にあります。相手関係など見て番組を検討した結果、東京11月23日の鷹巣山特別に向かうことにしました。実績のある直線の長いコースでもありますし、流れに乗って競馬をすることが出来れば十分対応してくれるはずです。鞍上は引き続き吉田豊騎手にお願いしました」
結果は、4つのうち鷹巣山特別になりました。
4つの選択肢をもっとよく見てみようと思います。
・21(土)京都10R・衣笠特別(牝)
11頭立ての牝馬限定戦です。
距離は1800とブリエ向きかと思います。
おそらくずっと1番手候補だったと思います。
ただ、前走1000万で3着以内が3頭いますし、何よりマキシマムドパリという秋華賞3着の強敵がいます。
頭数が少ないわりにメンバーは強いといった印象です。
・22(日)東京12R・芝1,800m(混)
こちらも10頭立てと頭数は少ないですが、牡馬混合戦です。
距離は1800と適距離です。
相手もそんなに強敵はいないように思えますが、やはり牝馬戦があるならわざわざ牡馬混合は避けたいところです。
・22(日)京都9R・嵯峨野特別(混)
こちらは9頭立てと頭数が1番少ないですが、牡馬混合です。
距離は2000とこちらも問題なさそうです。
ただ、相手は結構揃っていて、このクラスの上位牡馬が結構います。
・23(月)東京10R・鷹巣山特別(牝)
出走することになったレースです。
なんとこのレースだけだんとつのフルゲート18頭立てです。
距離も1400とブリエにはちょっと短い気がします。
しかし、牝馬限定戦というのはいいですね。
また、相手を見ると前走500万勝ちは数頭いるものの1000万で結果を出しているのは前走2着のレッドカーラくらいでしょうか。
つまり、頭数も断然多いし距離もちょっと合わないけどメンバーレベルで出走を判断したと言っていいと思います。
これが、矢作流のレース選択なんだと思いました。
まとめると矢作先生のレース選択の極意とは
・牝馬限定戦があればそちらを優先する。
・出走頭数よりも出走メンバーを吟味する。
特に2つめは、ブリエが500万を勝った時にも見せた傾向で、頭数はあちらより多いが格上挑戦が数頭いて多くなっているだけだったレースに出走させて勝たせてくれました。
結果はどうなるかわかりません。
どれに出ても勝負にはなると思っています。
鷹巣山特別にしたことでフルゲートで不利を受けるかもしれませんし、500万勝ち組に強いのがいる可能性もあります。
それでも、プロのトップ調教師がギリギリまで考え抜いて選んだレース選択に異論はありません。
この馬は、この距離でこのレースみたいに融通が利かないレース選択をする先生が多いように感じる世界で、こうやってしっかり考えて選んでくれているのがわかるだけでもありがたいですね。
矢作先生のところの馬にもっと出資したくなりますね。
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