2歳馬が勝ちあがると当然ですがかなりうれしいですね。
特にこの2歳のうちに勝ちあがっておくと色々な選択肢が増えて本当に楽しみになります。
今回未勝利戦を勝ちあがったアルジャンテですが、もっと深く分析してみたいと思います。
1、今回勝ったレースについての分析
未勝利戦は、半分くらいは前走二桁、ずっと着外みたいなどうみてもダメだろうなという馬が出走してきます。
もちろん、そういう馬が一変して激走することもありますが・・・。
しかし、今回アルジャンテの出走したレースは本当にハイレベルな好メンバーでした。
まず、18頭立てというフルゲート。
そのうち、前走3着以内が8頭もおり、前走5着以内なら12頭もいます。
また、馬柱の前5走で3着以内にきたことがあるのは11頭もいます。
馬柱は2着とか3着がカラフルな色づけがされているサイトも多いですが、未勝利戦でこんなにカラフルなのは珍しいです。
特に前走2着や3着で勝ち馬と大差ない馬がこれだけいるということは、実質500万クラスといっても過言ではありません。
というわけで、このレースはメンバーに恵まれたとか一切ない、未勝利戦としては稀に見る好メンバーが集まったということです。
2、レース内容について
まず、18頭立てのフルゲートの大外枠だったということ。
これは、誰がどうみてもマイナスです。
しかも、スタートが悪くダッシュはつかないのか最後方くらいの出だしでした。
しかし、そこから一気に上がっていって中段前目まで上げていきました。
この多頭数で後ろからでは厳しいという判断でしょうが、1000Mが58.5という早いペースではやめに前に追いつくというのはかなりの脚を使っています。
そこらの馬なら直線失速してもおかしくないくらいの力を最初のほうに使っているのです。
そして、コーナーは外をずっとまわっており、もちろんロスはあります。
そのまま直線に入ると長くいい脚を使いじわじわと前に並びかけ差し切って2馬身近く離しました。
ディープ産駒のわりにキレるという感じは受けなかったかもしれませんが、これは前半に脚を1回使っている影響だと思います。
こうやって振り返ってみても強い内容だったとわかります。
そして、戸崎騎手はこの馬の能力を信じて不利を受けないようにロスなどあっても、力を出し切れるようにもっていけば勝てると信じて乗っていたと思います。
タイムは、1400Mで1:22.2でした。
先々週の重賞京王杯2歳Sは同じ東京の1400Mですがタイムは1:22.6でした。
もちろん、単純に比較はできないのはわかっていますが、タイムだけ見れば重賞級のレースだったのです。
このように、未勝利戦としてはかなりハイレベルなメンバー構成、そして、厳しい枠とレース展開、好メンバーだったからこその重賞級のタイムとこれだけ見ればアルジャンテの能力はかなりの器だということを示しているのではないでしょうか?
次走は、年明けの重賞フェアリーSを目標にするようです。
このレースは毎年重賞というわりに手薄なメンバー構成で500万クラスに毛がはえた程度になることも多く、1勝馬にも十分チャンスがあります。
あとは、ゆっくり休ませて体調を整えて万全な状態でフェアリーSに進んでほしいですね。
そして、目指すは桜花賞です!
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