昨日話題のディープインパクト産駒フォイヤーヴェルクがデビューしました。
この馬の名前ちゃんと一度で覚えれた人いるんでしょうかね?
ファイヤーヴェルクでもないですしフォイヤーヴェルグでもありません。
色々ブログとか書き込み見てますが大半の人がどこか間違えています。
これって間違えた人が悪いんじゃなくて覚えにくい名前が悪いんだと思いますね。
シルクの会報でわかりにくい名前は採用しないといった内容のコラムみたいのがありましたが、その点は同意できます。
まぁ、名前の話は置いておきましょう。
この馬は、とにかく前評判がものすごかったのです。
生産者のノーザンファームの吉田勝巳代表曰く
「あれはモンスター!すごいですよ。」
「小柄なんですが、バネのかたまりみたいで、この世代では一番ディープインパクトに近い。
どんどん力つけているし、将来が非常に楽しみです」
ノーザンファーム早来の林厩舎長曰く
「426kgと小さいことも含めてモロにディープ。滞空時間が長くて、乗っていて本当に気持ちがいいんですよ。
折り合いもつけやすいし、これは凄いキレますよ。今まで出会ったことないタイプで言葉にいい表せないですね。
別世界の生き物といったところでしょうか」
「これは馬じゃない。ボクサー犬だ!」
池江泰寿調教師曰く
「日本の三冠はもちろん、凱旋門賞まで意識している馬です。ディープよりも伸びのある体型しているし、
身のこなしも柔軟性があって素晴らしいですね。」
競馬界の超一流のプロがモンスターだ、ボクサー犬だ、三冠だ、凱旋門賞だと大絶賛するのがフォイヤーヴェルクです。
ただ、本格的な調教が始まると意外とぱっとしないタイムしかでません。
そういうこともあり新馬戦ではなんと3番人気でした。
もちろん、同じレースにリオンディーズというもう一頭大物がいたのもありますが、あれだけの前評判のわりにといった印象です。
そして、実際レースになると特に見せ場もなく13着に敗れました。
展開が向かないとか不利があったとかではなく単純に力負けでした。
去年セレクトセール1億7千万で鳴り物入りでデビューしたトーセンゲイルを見ているようです。
偶然でしょうけど、どちらも池江厩舎ですね。
私は、大絶賛していた方々をバカにしようと思っているわけではありません。
あれだけの一流のプロでも走ってみるまでわからないんだということを再確認したのです。
言っていることは本当にそう思ったんだと思います。
1番間近で見ているこの方々ですらわからないのです。
毎日実際に馬と接しているプロ中のプロでもわからないんです。
それを、カタログや動画でちょっと見ただけの素人の我々に何がわかるというのでしょうか?
そう考えるとすごく気が楽になります。
わかるわけないんだから、自分が気に入った馬に出資すればいいんです。
わかろうと努力することは必要ですが、突き詰めても答えがでないということなのです。
それは自分だけではなく、他のブロガーや書き込みだけでもなく、一流の調教師や一流の牧場長含めてみんななのです。
他人の評価を気にせずに自分が気に入った馬に出資する、これが大事なんだと思います。
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