昨日もあっさりとまたG1を勝ったキャロットのリオンディーズ。
武豊ファンの自分としても歯がゆい思いをさせられたが、シルク会員としてもやるせない思いを感じた。
エピファネイアにハープスター、トゥザワールドと一流馬が次々に引退していったキャロットクラブ。
これだけの名馬が引退しても、また次の馬たちが出てきて重賞やG1を勝ってしまう。
このキャロットの勢いはすごいとしか言いようが無い。
その反面、我らがシルクは今年シャトーブランシュが牝馬のG3を1個勝っただけである。
これだけはっきりと大きな差が産まれるのはなぜなのか?
やはりキャロットに入会するしかないのか?
この大きな差がどこで生まれていて、その差が埋まるものなのかを考えてみた。
もし、この差が埋まりうるものならこのままシルクで頑張っていく価値はある。
競走馬の活躍に差が出る可能性のある項目を一つ一つ潰していこうと思う。
1、育成の差
シルクもキャロットもノーザン系であり、日本一の育成施設であるノーザンファームで育成されている。
なので、ここでは差はついていない。
2、種牡馬の差
募集馬リストを見ても成績上位の人気種牡馬の産駒数に大差はない。
ディープ産駒もハーツ産駒もキンカメ産駒もそこまで差はなく募集されている。
なので、種牡馬のレベルの差ではない。
3、繁殖牝馬の差
ここ最近キャロットで重賞やG1を勝った馬の繁殖牝馬を見てみよう。
朝日杯勝利・・・リオンディーズ(母シーザリオ)
京都2歳勝利・・・ドレッドノータス(母ディアデラノビア)
エリ女勝利・・・マリアライト(母クリソプレーズ)
神戸新聞杯勝利・・・リアファル(母クリソプレーズ)
母はみんなキャロットで活躍した馬だ。
つまり、キャロットはシルクより1世代先にいっているのだ。
シルクはノーザン系になってから3年くらい。
今年いよいよノーザン提携初年度の活躍馬であるローブティサージュやシャトーブランシュや引退し繁殖入りするのだ。
もちろん、キャロットのように母馬優先があるわけではないが、おそらくこの繁殖の子はシルクで募集されるだろうと思う。
この子たちが募集されるようになってやっとキャロットとの争いのスタートラインに立てる。
ただ、その間もキャロットではハープスターの子も出てくるしディアデラマドレの子も出てくるだろう。
もう少したてばルージュバックの子もクルミナルの子もマリアライトの子も出てくるだろう。
どう考えても追いつくことは容易ではない。
このままいけば、3年後くらいにやっとキャロットの5年前くらいの成績を残せるようになるんじゃないかといったところだろう。
つまり、一向に差は縮まらない。
この差を埋めるにはクラブに縁のない募集馬たちの活躍が必須なのだ。
その面でもシルクはキャロットに完敗している。
キャロットに縁はないがキャロットで募集が続いてるトゥザヴィクトリー、ヒストリックスターなど数え切れないくらいいる。
シルクではブラックエンブレムやルシルクあたりだろうけど現時点では負けている。
この繁殖の質の差は、おそらくそう簡単には埋まらない。
シルクは順調にいけば5年後にやっと今のキャロットに少し近づけるかもしれないという感じだろう。
しかし、競馬はそう簡単なものでもない。
名馬が必ずしも名繁殖になるわけではない。
期待していたハープスターやルージュバックの子がいまいち活躍せずに、繁殖入りしたクードラパンやアルジャンテの子が大活躍して名繁殖になる可能性もある。
つまり、簡単にまとめると、今のシルクがキャロットに追いつくことは容易ではなく、順調にいって5年後くらいにやっと今のキャロットに近づけるかどうかだろう。
ただ、競馬は何が起こるかわからないので一気に追いつくこともあるし、一気に衰退することもある。
そして、その鍵となるのは1にも2にも繁殖の質である。
あとはシルクを信じて待てるかどうか?
そして、信じて待ったところで実績制で取れないだろうし、母親優先もないのでそもそも募集されないかもしれないというリスクもあるので注意が必要だ。
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