先日、ドバイで武豊騎手が騎乗のラニがUAEダービーを制覇しましたね。
豊ファンとしては本当にうれしかったです。
G2扱いではありますが、賞金は1億円以上のレースですからね。
このラニという馬は、天皇賞馬のヘヴンリーロマンスをわざわざアメリカに持っていってアメリカで大種牡馬になりつつあるTapitをつけたというノースヒルズ渾身の馬です。
Tapitは種付け料が3000万以上ですから、それだけのお金をかけて生み出したラニという馬に思いいれは強かったと思います。
それにしてもヘヴンリーロマンスは名馬であり名繁殖になりましたね。
武騎手騎乗で3月2日にアムールブリエでエンプレス杯に勝ち
武騎手騎乗で3月17日にアウォーディーで名古屋大章典に勝ち
武騎手騎乗で3月26日にラニでUAEダービーを勝つ。
同じ月に3兄弟で同じ騎手で重賞制覇ってすごいですよね。
このラニを乗せてくれたノースヒルズの前田代表は、武騎手が不遇の時代を支えてくれた四天王の一人です。
四天王とは私が勝手に思っているだけですが、武騎手を支えてくれる代表的な個人馬主さんの4人のことです。
前田さんは、武騎手が重賞でなかなか勝てる馬に乗せてもらえない時代にトレイルブレイザーという良い相棒を託してくれました。
武騎手で重賞を勝ったのは一度だけでしたが、苦しい時代に重賞に乗せてくれた馬や人は絶対に忘れないものです。
そして、個人的には武騎手を語る上で外せないのはヒットザターゲットです。
昔と違い重賞やG1で武騎手に乗り馬がいないことが多くあります。
そういう時に必ずまわしてくれたのがこの馬でした。
そして、なんといってもキズナ。
この馬のダービー制覇が、武騎手の復活を印象付け、去年の100勝もこの馬があったからです。
私の大好きな馬であり、この産駒は必ず出資します。
こういう流れを見てから今回のラニの勝利を見るとより感慨深いもになると思います。
まだまだ、色々あるのですが、このようにノースヒルズの前田代表と武騎手は深く繋がっているのです。
そして、せっかく四天王と言ったのであとの3人も紹介します。
一人は、メイショウの松本さんです。
競馬ファンなら誰でも知ってる馬主さんですが、このメイショウさんも武騎手のみならず弟の武幸四郎や兄貴分の石橋調教師などとものすごく懇意にしてくださる馬主さんです。
石橋元騎手は、もちろん代表はメイショウサムソン、のちに豊騎手も乗りました。
幸四郎騎手はメイショウマンボですね。
武騎手はそこまで大物はいませんが、不遇の時代を支えてくれたのはメイショウナルトでしょう。
そして、今でも武騎手の想定がスカスカの時にはメイショウさんの馬がしっかり入って埋めてくれます。
乗り馬が少ない時に助けてくれるメイショウさんは本当に神様のような存在です。
次は、トーセンの島川オーナーです。
島川さんは、上記の二人とは違いそこまで乗り馬は多くありません。
島川さんは関東の騎手を優先していますのが、関西の武騎手だけは特別なのです。
高額な馬をセールでばんばん買われることでも有名ですが、その年の1番良い馬を武騎手に乗せてくれます。
最近ではトーセンスターダムやトーセンビクトリーなどでしょう。
そして、トーセンラーでの活躍も忘れられません。
あのマイルCSでのG1通算100勝達成は苦しかった時代の唯一の光でした。
最後にスマートの大川さんです。
この馬主さんにも本当にお世話になっています。
1番きつかった時代を支えたスマートファルコンやスマートレイアーは代表馬です。
最近でもスマートオーディンやスマートシャレードなども乗せてもらっています。
重賞で活躍する良い馬の多い馬主さんなので、本当に大切な方です。
まだまだたくさんお世話になっている方はいるのですが、武騎手が辛い時期を支えてくれた個人馬主の四天王がこの4名です。
ノーザンファーム系からなかなか乗せてもらえなくなり、勝ち鞍も目に見えて減った時代をこれらの個人馬主さんたちが支えてくれたのです。
良い時に集まってくる人たちはいっぱいいます。
しかし、低迷し辛い時期に支えてくれた人たちこそが本当の人間関係だと思っています。
今回のラニのように良い結果を出して今後も支えてほしいと思います。
ラルクなど高額馬を落札し、武兄弟しか乗せないというキーファーズの松島さんのような新しい馬主さんも出てきてくれていますので、武騎手とそれを支える馬主さんたちの活躍を今後も楽しみにしています。
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