レース結果
ショットガンニング
5/1(日)東京3R 3歳未勝利[D1,400m・15頭]競走中止[3人気]
まずまずのスタートからハナに立ち、半馬身ほどのリードでレースを先導、そのまま先頭キープで4コーナーを回り、内々で粘り込みを図りましたが、残り200m付近で交わされると、残り100m付近で故障を発症して転倒し、競走を中止しています。
戸崎圭太騎手「スタートはもう一つでしたが、二の脚が速くスッとハナに立てました。道中ずっと右にモタれていたのは気になったものの、直線に向いた時は余力もあり良い感じだったのですが、残り100mで崩れるように転倒してしまいました。今日はまだ太かったですけど、スピードがありますし使っていけば走ってきそうな雰囲気があっただけに残念です」
木村哲也調教師「まだ余裕残しの体ではありましたが、本数を重ねある程度はやれる状態で出走できたと思います。良いスピードを見せてくれましたし、一叩きした次は何とかなりそうだと思っていた矢先だっただけに、非常に残念であると同時に悔しい気持ちで一杯です。競走中の事故で仕方のないことではありますが、皆様の大切な馬がこのようなことになったことに対し責任を感じています。申し訳ありませんでした」
検査の結果、右上腕骨骨折で予後不良と診断されたため、誠に残念ではございますが、安楽死の処置をとらせていただきました。ご出資会員の皆様にはお悔やみ申し上げるとともに、本馬の冥福を心よりお祈りいたします。なお競走馬保険等を含む詳細につきましては、後日あらためて書面にてご報告いたします。
クラブから公式の結果がきたので一応載せておきます。
保険の対象になるような出来事も初めてなのでどういう流れで進んでいくのかちゃんと見ておこうと思います。
レースや結果については昨日思いをすべて書いたのでもう触れません。
昨日は、とにかくショットガンニングのことをずっと考えていました。
様々な方のブログなども読ませてもらいました。
どうしたら、こんな悲しい事故は防げたんだろうか?
出来ることならもう二度と経験したくありません。
今回の事故の原因は馬体重の重さにあったことは間違いありません。
誰がどうみても太い体でした。
今回しかこの馬見ていない人にとっては、こんな体で出走してきたのが問題だとおっしゃってる方もいます。
では、もっと時間をかければ絞れたのか?
今までの経緯を知らない方にはそれがわからないので当然の意見だと思います。
しかし、この馬をずっと見てきた出資者にはそれは難しかったろうというのが大方の意見じゃないかと思うのです。
以前、ショットガンニングのダイエット日記というブログを書きました。
とにかく激しい調教をしてるのにどんどん体重が増えていく様子を面白おかしく書きました。
それは入厩してからも変わらないようで、実際体重はまた増えていました。
いくら調教をやっても増える体重、それでも中身は整ってきて調教もまずまずの内容になってきました。
じゃあ、とりあえずレースを使いつつやってみようか、というのは私は間違っていなかったと思います。
一度でもレースを使えば、もちろん全力でずっと走るわけで体重も減りますし、実戦は調教何回分もの効果があります。
そして、それはもちろん、3歳未勝利馬にとってのタイムリミットを頭に入れてのこの時期にはもういかなきゃならないという状況もあります。
実際、良い走りでほぼ完走できるところまで頑張りました。
原因はよくわかりません。
手前を変えようとしておかしな加重になったのではないかとおっしゃってる方もいます。
私はもうあのレースのパトロールビデオは一生見ないのでわかりません。
ただ、ぼんやりと思ったことがあります。
このレースが1200mだったらなぁ。
もちろん、1400mのレースに出て残り100mくらいで故障したんだから1200mなら大丈夫だったという単純な話です。
同じ負荷がかかるわけじゃないのはわかっています。
そんなことしか思いつかないくらい改善策が見つからないのです。
骨瘤に苦しみながらも根気強く調教を重ねて入厩までもってきてくれた牧場スタッフ、とてもレースに出せるような馬体じゃなかった馬を毎週ハード調教でなんとか仕上げてきた天栄スタッフ、入厩すぐ出走が多い中じっくり厩舎でレースに出せるまでもってきてくれた木村調教師、3歳の5月というこの時期までショットガンニングの出走を楽しみに待ちに待った出資者の皆さん、誰も悪くないのです。
誰も悪くなくても最悪の事故が起きてしまうことがあるのです。
馬はあんなに細い足で500キロの体を支えています。
その脚の骨は小柄な馬だろうと大型馬だろうとそんなに大差はありません。
つまり、馬体重が増えればそれだけ脚の負担は大きくなる。
そんなわかりきっていたことを改めて思い知った気がします。
最近の馬は大型化が進んでいるように思います。
特に今年のシルクは馬体重の大きい募集馬が多いです。
私の出資馬も馬体重が500キロを越える馬が大半です。
大丈夫だろうか?と少し心配になりました。
しかし、昨日、天皇賞春を制覇したキタサンブラックの馬体重は524キロです。
この馬体重で58キロ背負ってあのスピードで3200m走って勝ってしまうのです。
結局なんの結論もでませんでした。
ただ一つ言えることはショットガンニングはみんなから愛された馬だったということです。
それはあの太った体だったからでもあります。
記録にしてしまえば、たったの1レース出走して競争中止しただけの馬です。
しかし、その何倍もの記憶に残る良い馬だったと思います。
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まずはショットガンニングのご冥福をお祈りいたします。
レースは見ておりましたが、かなり頑張っておりました。
ところが、転倒したものの、立ち上がって走り出したので馬は大丈夫で良かったと思っておりましたが、後でその後を知りました・・・
確かに馬体は太かったのでしょうが、転倒とは関係はあまりないかもしれません。
私にも過去シルクニュースターで新馬戦で故障、ですが最後まで走っていたので安心していましたが、安楽死の処置がとられました。
事故はつきものですが、こういう思いはしたくありませんね。
その他の頑張っているお馬さんには、怪我なく走ってもらいたいですね。