この時期キャロットやシルクなど多数口の人気クラブの募集も始まりますので、一口馬主としてデビューを考えている人も多いかと思います。
どうやって出資馬を選べばいいんだろう?
誰もが思う疑問です。
そこで、私の大前提の話を書こうと思います。
これは無駄な出資をしないように自分にも言い聞かせる意味もあります。
まず、私にとって馬選びの大前提にしていることがあります。
(走る子を出す確率の高い繁殖牝馬)×(走る子を出す確率の高い種牡馬)=走る子が生まれる確率が高いなんだそんなの当たり前じゃないかと思う人も多いでしょうけど、この大原則を忘れてしまうことが多いんです。
そして、この条件がぴったり合致する募集馬って意外と少なく、いたとしても価格が高いわけです。
なのでそこからが勝負になります。
・走る子を出す確率の高い繁殖牝馬
これは、簡単に言えば産駒にG1馬がいるとか重賞馬がいるとか、大物はまだいないけどみんな勝ち上がって3勝くらいはしてるとか、カタログ見れば誰でもわかることです。
そういう繁殖牝馬の子は基本的には人気しますし、価格も高くなります。
ただ、実際はこういう馬はかなり少ないのです。
まず多いのは、まだ産駒が一頭もデビューしていない場合。
特にクラブ募集馬はこれが多い。
初子みたいなのは本当に多くて困ります。
その場合は、母の現役時代の成績や、姉などの繁殖成績、祖母の繁殖成績などの情報から推察することになります。
私のブログでは、よく募集馬の姉や兄の成績を語ることが多いです。
兄弟の走りというのは母の繁殖成績そのものですから、上が走れば一気に評価が上がるためです。
・走る子を出す確率の高い種牡馬
これに関してはノーザンファーム系列の募集馬なら基本的には人気種牡馬ばかりなので問題ありません。
問題になるとすればまだ結果のわからない新種牡馬でしょうね。
これも現役時代の走りから推察するしかありません。
私が海外から輸入してきた新種牡馬の産駒には出資しないと決めているのは、ここが引っかかるからです。
このように私はこの大前提を頭において出資馬を選びます。
何も難しい配合理論や目利きはありません。
確率の高いものと確率の高いものを合わせれば確率は高いでしょという単純なものです。
ただ、そこに待ったをかけるのが馬体、動きというリアルな情報です。
この母の産駒からはまだ一頭も勝ちあがってないけども、ものすごい馬体が良い馬がいます。
母はそこそこだけど、父がマイナー種牡馬で結果はいまいち、だけど動きはすごいいい馬がいます。
そちらを重視して出資される方も多いと思います。
しかし、私はそこで良いと思っても大前提に一度戻って最低限でもクリアできるかを検討し直します。
最近では、追加募集のメイショウアゲハの14なんかは馬体はものすごく良かったのですが繁殖成績が個人的にはクリアできずに断念しましたし、マーフィーなんかは動きは良いと思ったのですが種牡馬カンパニーの成績で断念しました。
もちろん、この2頭が大活躍する可能性があります。
それでも、私はこの2頭を諦めたことは仮にこの2頭が活躍したとしても長期的に見れば、ハズレを引かないことに繋がると信じています。
これは馬体や動きは無視するという意味ではありません。
どんなにすばらしい馬体でも、産駒が10頭いて1頭も勝ちあがっていない繁殖なら出資はしないという意味です。
これが私の馬の選び方です。
これが正解だというわけではありませんし、馬体を最も重視する人とは違う考えだと思います。
それでも、勝ち上がりを重視するのであれば、この大前提を意識するといいんじゃないかなと思います。
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私もまだまだ始めて日が浅いのですが、頑張っていきましょう。
自分なりの基準を作ったほうが馬選びもしやすいですし、勢いで出資しちゃったりしないのでオススメです