私は今年からシルクに入会したのでわからないのですが、シルクは去年まで残口の表示があったそうです。
他のクラブ、例えばキャロットなどは残口がはっきり表示されていて、あと何口残ってるか一目でわかります。
シルクの場合は、通常なんの表示もなく、残り50口か30口くらいになると急にメールやホームページで残口僅かと発表されます。
大抵の場合は、その表示がでるとみんな急いで買うのですぐに売り切れてしまいます。
私がよくみるブログの方などはそのやり方に不満をおっしゃっており、確かに購入を検討してる側にはメリットがないです。
ただ、シルク側としては、早くから売っていきたいために残口表示をしてまだたくさん残ってるから様子見しようというのを防ぎたいのだと思います。
では、なぜそのようなことが起きるのでしょうか?
本当に申し込みしたい馬なら残口がなんぼだろうと申し込めばいいのでは?
単純に考えるとそうなのですが、そこに一口馬主という投資の難しさがあると思います。
一応、一口馬主も投資のジャンルなので株やFXと比べられると思います。
例えば、株を買うとき、もう少し後で買えば有利になるということはありません。
様子見したせいで儲かるチャンスを逃すこともありますし、損しなくて済むこともありますのでどちらの側面もあるわけです。
しかし、一口馬主は、様子見をして後になればなるほど有利になるのです。
なぜなら、馬は成長するし故障もするからです。
後になればなるほどリスクを減らし成功率を上げることができるのです。
残口のいっぱいある馬で今日申し込みしたら3日後に骨折してしまったとします。
確実に後悔するでしょう。
1ヵ月後に同じ馬に出会ったとして骨折して調教もずっとできていない状態だったら申し込んでいないでしょう。
つまり、申し込みをしないで様子見したことでリスクを回避できたのです。
逆のパターンもあります。
残口のある3頭の同じくらいの良い馬がいて3頭とも申し込みしました。
1ヵ月後、馬体の写真や調教を見ると、1頭はものすごい良くなっていましたが、2頭はいまいちでした。
この1ヶ月間様子見していればその良くなった1頭の出資だけでよかったのです。
このように、出資をギリギリまで待つことにメリットしかないのです。
もちろん、売り切れてしまって申し込めないで終わっては無意味ですので残口がある前提です。
申し込みが抽選になるくらいの人気馬ではそうはいきませんし、そもそも、走るかどうかは走ってみないとわからないので、先ほどの例で骨折した馬や1ヵ月後いまいちだった2頭のほうが走ることは十分ありえます。
ですので、より確率を上げられるというくらいなのですが、やはりそれは大きいです。
私の申し込みしたドーベルもポップスも残口ぎりぎりで申し込みしました。
見れる限界まで様子見した上での出資なので大満足しています。
あと数頭検討中のがいますが、こちらもおそらくギリギリでの判断になるでしょう。
ですので、毎日頻繁にホームページなどチェックしています。
まだまだ大丈夫だろうとは思いますが、この手間が残口表示があれば必要ないことを考えると、買う側からすればやっぱり表示はあったほうがいいですね。
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