恒例の企画です。
売れ残ってたのに出資しなかった馬が活躍した時に、なぜ出資しなかったのかを検証するコーナーです。
今回は、今日りんどう賞を快勝して2連勝をしたアズールムーンをとりあげます。
ただ、これまで取りあえげてきたグレンツェントやアルーアキャロル、ゼーヴィントとは違います。
なぜなら、それらの馬はほぼ全く出資する気もないくらい興味もありませんでしたが、アズールムーンに関しては様子見の上位候補でしかも、かなり能力を絶賛していたからです。
それは、過去のブログからも明らかです。
シルク募集馬検討会と追加募集発表・ターシャズスターの14
たぶんこの番組を見て誰もが目を奪われただろう一頭です。
馬体のすばらしさはもちろん、坂路動画が別次元の動きです。
これは、本当にすごいです。
気になるのはダートの牝馬で6万はどうかという一点のみ。
雰囲気的には去年の募集馬でブエナビスタの再来と言われたアグレアーブルを彷彿されるような逞しい馬体とダイナミックな走りです。
これは走ってきますね。
サンビスタみたくなれば大成功でしょうね。
ターシャズスターの14(アズールムーン)を見送った決断あっという間に満口になりましたね。
残口80の警報は出てましたが、最近は警報出てもじわじわしか売れないのでそんなにあっというまに満口というのはありませんでした。
しかし、今回は違いました。
もちろん、理由はわかっています。
公開された最近の動画がずば抜けて良かったからです。
まだ走りは荒いのですが、タイムがこの時期では破格のものです。
14,0なんておそらくノーザンファーム系で1番進んでる組じゃないかと思います。
これを見て出資した人の気持ちはよくわかります。
それでも、最後まで気になるのは値段と適正です。
おそらくダート馬で牝馬で6万円という価格。
ダートは牡馬のほうが有利というのはわかりきってる事実。
もちろん、サンビスタのような馬もいますし、本当のトップレベルじゃなければ全然牝馬でも活躍できます。
それでも、やっぱり最低でもオープン以上にいってもらわないと困るわけです。
勝ち上がりは問題ないだろうし、500万クラスでもないのはわかるのですが、それ以上かどうかまではわからない。
私はそういう馬に出せる上限は4万円くらいかなと思っています。
なので、この馬は4万だったら出資していましたね。
牝馬に6万出すなら芝のクラシックの夢を見れる馬にします。
この見送った決断は果たして正解だったのかどうか?
アムールブリエみたいな地方の牝馬限定重賞荒しみたいな感じまでいければ大成功でしょうね。
まぁ、来年の今ごろ、なぜアズールムーンに出資しなかったのか?みたいな反省ブログ書いてるかもしれませんね。
このようにブログでも絶賛しており、特に下のブログはわざわざ出資を諦めたことだけで1つ記事を書くくらいしていて、そこまでした馬は滅多にいません。
そして、最後の一文を読んでください。
今、それをやってますよ、と。
このように私は、当時からこの馬の能力を高く評価していました。
じゃあ、なぜ出資しなかったのか?
走ると思ってたなら出資しろよという声が聞こえてきます。
その理由は、「適正を間違って判断した」からです。
この馬の1番のネックは、「能力は高そうだけど、ダート牝馬のわり高いよね」っていうことでした。
多くの人がそれは感じていたんじゃないかと思います。
ダートは、パワーが重要であり芝以上に牡馬が有利な世界です。
それでも、下級条件では勝負になりますが、上にいけばいくほど、地方を除けば牝馬のダート馬の活躍場所は限られてきます。
中央に牝馬限定のダート重賞などはありませんし、牡馬と混ざって戦うことになり厳しくなっていきます。
特に2歳、3歳前半でのダート馬の活躍場所は少なく、特に牝馬では難しいです。
なので、私は今回のシルクの募集でもそうですが、初めからダートが活躍の舞台だと思われる牝馬で高い価格の馬は検討候補から外しています。
この考えは、基本的には間違っていないはずです。
ただ、間違っていたのは、本当にダートが適正の馬なのかどうかは走るまでわからないということです。
アズールムーンをダート馬だと決め付けたことが最大の失敗でした。
ムキムキの馬体を見ても、姉のエスメラルディーナがダート重賞の関東オークスを勝ったこと、種牡馬も海外血統であることなど見てもダートだと思うのは普通だとは思うのですが、実際芝もいけたということが想定外だったのです。
芝もダートもいけるとなれば牝馬でも6万は高めではありますが、十分出資候補になりえます。
ただ、この適正は本当に難しいです。
私の出資馬のヴァンクールシルクなんかも去年はツアーでもダートだと言われていたわけですが、実際は芝で勝ちあがりました。
例えば、アウォーディーなんかダートに転向していきなりの大活躍。
最近ではピオネロなんかもダート転向して活躍しています。
逆もあって先日G1スプリンターズSで勝ったレッドファルクスなんかはどっちも走りますが、芝を試してみて一気に活躍しました。
つまり、プロでもやってみるまで適正がわからなかったというわけです。
実際、去年のシルクのカタログでもアズールムーンは適正欄でダートの右端に印がついていますからね。
まとめると、
能力が高いのはわかっていたが、ダート牝馬としては高いので諦めた。
しかし、実際は芝でも2連勝できる能力があり、ダートはまだ未知の可能性がある素晴らしい馬で、それなら高くもない。
適正を間違ってしまったために、ダート牝馬として許容できる価格で考えてしまったために出資できなかった。この反省は、今のシルクの募集馬選びにも活かすべきですね。
つまり、ダート馬として考えると高いなぁとか、芝馬が欲しいなぁとか思って諦めている馬がいたら、本当にその馬がダート馬だと言い切れるのか?ともう一歩踏み込んで考えてみたいところです。
そして、逆にこの価格で芝もいけるとすればお得だなぁという馬に変わるかもしれません。
私は、キラーグレイシスの15はそういう馬じゃないかと思っています。
カタログでは芝ですが、ツアーなどではダートと言われました。
実際どちらかわかりませんが、面白いと思いますね。
まぁ、とにかくアズールムーンには出資できませんでしたが、それを今後に活かして良い馬に出資できるよう皆さん頑張りましょう!
そして、出資者の方はおめでとうございます。
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