セカンドオピニオンというのは、何か病気が見つかったりした時に、担当のお医者さん以外にも診察してもらって色々な意見を聞き治療方法を模索することです。
おそらく馬には有名馬でもない限り担当医みたいなものはいないかと思います。
通常、トレセンの獣医さんに診断してもらい、天栄しがらきなどの外厩の獣医さんにも診察してもらうことが多いように思います。
そして、最も精密な検査ができるのがおそらく北海道のノーザンファームです。
よく、検査のために北海道に移動するという文言が出てきますので、トレセンや外厩よりも施設が整っているのだと思います。
先日、デビュー戦で惜しくも5着も素質を見せて期待が膨らんだインハーフェイバーですが、骨折と捻挫のダブルパンチによりかなりのショックを受けました。
2016/11/16 <所有馬情報>
インハーフェイバー
在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄 16日に放牧
調教内容:舎飼い
次走予定:未定
須貝尚介調教師「トレセンでもう一度調べてもらいましたが、程度は軽度なものの、靱帯を痛めているのと、右前球節の剥離骨折の診断が出ました。少し時間が掛かることから、北海道の牧場で骨片の摘出手術を行ってもらおうと思いますので、16日に一旦ノーザンファーム天栄に移動させ、数日間状態を確認してもらってからノーザンファーム空港に移動することになっています」
近況ではこのように書かれており、北海道に移動して手術をすることになりました。
私の愛馬でも骨折したことがある馬は2頭いて、ロッテンマイヤーとアフィニータになります。
ただ、2頭とも手術はしていません。
手術をするということは、そこそこのサイズの骨片が剥がれていて、しかも、メスを入れるわけですから縫い目がしっかりくっつくまであまり動けませんし、当然復帰に時間もかかります。
なので、能力的には間違いないのですが、時間的に間に合わない可能性もあるかもしれないという覚悟もしていました。
しかし、最新の近況で状況が変わります。
2016/11/25 <所有馬情報>
在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
調教内容:曳き運動
担当者「先週無事にこちらへ到着しています。須貝調教師からは骨片摘出手術を行うように言われていましたが、改めて検査を行ったところ、摘出するほどの骨片が見当たりませんでした。また靭帯のエコー検査を行ったのですが、特に損傷は見られず、少し強く捻ったものだと思われます。2週間くらい曳き運動で様子を見て、特に問題がなければウォーキングマシン、トレッドミルへと移行していこうと思います」
なんと、骨片も見当たらないし、捻挫の損傷も見当たらないというのです。
これはもちろんうれしい内容です。
しかし、うれしさが落ち着くと、ふと、これなら北海道まで移動させる必要なかったんじゃないか?と思ってしまうわけです。
これから真冬の北海道ですから、のびのび成長放牧という感じでもないでしょうし、あまりプラスとは思えません。
今回に関しては、トレセンで2回検査をしています。
しがらきか天栄でもっかい検査してたら違ったんじゃないか?と思うのです。
それがセカンドオピニオンであり、ノーザンの外厩の獣医さんたちはすごい人が集まってるとも聞きます。
まぁ、アフィニータも骨折と言われたわりに、いつのまにか骨片が無くなってましたし、判断が難しいんだと思います。
素人が近況読んだだけで何がわかるんだと怒られるかもしれません。
ただ、せっかく北海道にまで行ったのですから、治療はもちろんですが、何かプラスにして戻ってきてほしいです。
アルジャンテも蹄も問題で半年間も北海道で過ごしました。
そこでの成長が復帰後の活躍に繋がっています。
インハーフェイバーも、その時北海道に移動したことがプラスになったねと言えるようになったら最高ですね。
まぁ、大きなマイナスが無くなりそうっていうだけでも万々歳なので、プラスまで求めたら罰があたりそうですね。
それにしても良かったですね。
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そうですね、せっかく北海道まで戻ったのに「何もありませんでした」では馬に長距離輸送を強いて、何のメリットも見出せませんもんね(T_T)
今回も一度天栄を経由したわけですから、そこで再検査をしても良かったのではないかと思います( 一一)
結果的にホッとしたのですが、今後は本州に戻ってくるのがいつになるのかが気になりますね(*´з`)