まーくの一口馬主と競馬の日々

一口馬主、競馬予想など競馬に関して書いていきます。シルクのホームページ情報の転載許可を受けております。

海外遠征の遠征費はどうにかならないのか?

エピカリスがベルモントSに挑戦しましたが、故障で回避しましたね。
そのことについて、色々な批判や意見が出ているようです。
馬が万全じゃない以上は、出走回避は当然であり、それ自体に問題は感じません。
私は、クラブ馬の海外遠征については以前から思うところがあり、今回はそれについて書こうと思います。

1番の問題点は、遠征費を会員が負担することだと思っています。
なぜなら、そもそも金融商品である一口馬主という制度において、出資額と同程度かそれ以上の追加出費を強制できることが果たして問題がないのか?ということがあります。
エピカリスは一口9万円で、今回の遠征費は5万円追加請求されるそうです。
以前、エスポワールシチーが高額の遠征費を強制されて問題になったこともあります。
ドゥラメンテが菊花賞と凱旋門賞のどちらに挑戦しようか迷っていた時に、金融庁から指導があったという報道もありましたね。
金融商品である以上、利益を最大にするように行動しなければならないのです。
このように、余計な出費があるから、素直にどんどん海外行っておいでとならないし、結果にもシビアになるのです。
ドバイや香港の招待レースなんかは、遠征費もかなり小額済むのでこういう問題があまり出てこないのが証拠です。

じゃあどうすればいいのか?
遠征費は絶対にかかります。
それを会員負担でなくするためには、他が負担することになります。
第一に考えられるのはクラブ負担ですが、まぁそれはないでしょうね。
そんなことをやる気持ちがあるならとっくにやってそうですから。
次にJRAが負担するというのがあります。
おそらくこれが1番現実的です。
以前は海外挑戦に奨励金が出ていたこともあり、実際にJRA負担があったわけですからね。
そして、今は海外馬券の発売もあります。
この利益を遠征費の補助にあてるのは1番納得感があり、問題もないでしょう。
その馬が海外遠征したからこそ、馬券の発売ができるわけであり、その売り上げの利益から遠征費を補助するのはとても合理的なのです。
ただ、可能性のない馬をむやみやたらに遠征されても困りますので、重賞勝ち以上などなんらかの審査を突破した馬など条件は必要でしょうね。
最後に、なんらかの保険をつくるというもあるかもしれません。
保険と言えば、何かマイナスなことがあったときのためと思いがちですが、ホールインワン保険のように、良いことがあって余計な出費が増えそうな時でも設定できます。
おそらく、海外遠征する馬なんてものすごい低い確率なので、そんなに保険料額も変わり無く特約で設定できると思います。
ただ、海外にいくかどうかを決めるのが被保険者側になるので、ちょっと簡単にはいきません。
保険効くから、どんどん海外いくぜって決められると困るからです。
重賞を1回勝てば、1回分の海外遠征費をいくらまで保険で負担みたいな設定なら可能かもしれません。
自分が思いつくのはこれくらいですが、やっぱりJRA負担が1番良いと思います。
制度として海外馬券とかなりうまく噛み合いますからね。

あともう一つ考えられるのが、会員に選択権を与える方法です。
遠征費の負担をするかどうかを会員が決められるのです。
遠征費を出した人のみ、そのレースで獲得した賞金の分配も受けられるというやり方です。
遠征費を出さなかった人の分はクラブの負担になりますが、賞金もクラブが受け取れます。
そもそも、一口馬主は満口にならない馬もいるわけで、満口になっていない分はクラブが所有しています。
そういう馬が、海外遠征することもありうるわけで、既に行われていることです。
レッドディザイアなんかは満口にならなかった馬ですが、海外遠征しています。
この制度なら、クラブもそれなりの負担を請け負うことになりますので、遠征するかどうかの判断がよりシビアになり現実感が増します。
会員としても、納得いくひとのみ遠征費を出せばよく、勝てば高額な賞金でプラスにもなります。
問題点としては、例えば凱旋門賞を勝ったとして、それによって種牡馬価値が上がり高額なシンジケートが組まれた時に、遠征費を出した人と出さなかった人が、同じでいいのかということがありそうです。
まぁ、これは言うのは簡単ですがやるのはちょっと難しいかもしれませんね。

基本的に海外挑戦は大きな夢だと思います。
ほんの一握りの実力馬のみに許された挑戦です。
そんな挑戦は、みんなに夢と希望を与え祝福されたものでなければなりません。
そこにそれなりの金額の自己負担を強いられると、素直に応援できなくなるのは人間の感情としては普通にあることです。
当然、結果を求めてしまいますし、失敗すれば批判もしたくなります。
だから、遠征費を減額する、または他が負担する制度が求められるのです。
これからもクラブ馬の海外挑戦は増えるでしょう。
そのためにもなんらかの制度が必要なのではないでしょうか?

今回はお金の面の話だけをしましたが、もちろん海外遠征にはそれ以外のリスクもあります。
今回のエピカリスのように故障してしまうケースもかなり多いです。
古くはホクトベガ、最近ではアドマイヤラクティが死んでしまいました。
最近でもハープスター、エピファネイア、トゥザワールドなども海外遠征後に故障で引退しています。
特にキャロットの故障が多いように感じますが、それだけ海外遠征できるすごい馬が多いということもあるでしょう。
まぁ、それについては今回は遠征費の話なのでいつか別の機会にしたいと思います。
そして、私はそもそも部外者です。
海外遠征できるような馬に出資して当事者になったら別の感情もわくのかもしれません。
早く当事者になってみたいですね。
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[ 2017/06/12 05:05 ] 一口馬主 | TB(0) | CM(11)
個人的な感想ですが・・・
普段のレース選択や騎乗する騎手の決定に関しても会員の意見は求められません。
私も常日頃「馬体重減ってたのになんで中一週で遠征させるんだよ!」とか「所属でも主戦でもないのになんでこの騎手なんだよ!」とか「この調教師って実はバカなんじゃないの」とか思っていますが、当然のことながらどうすることもできません。
基本的に海外遠征も同じことだと思うんですよ。
馬主(クラブ)も様々なリスクも含めていろいろと検討した結果だと思いますので、それに従うしかないんじゃないですかね。
とても通用しそうにないレベルの馬を他馬の帯同馬として連れて行かれたりしたらさすがに頭にくると思いますが、エピカリスに関してはそういう状況ではありませんし。

まあ、不満を感じた人はクラブに意見した方がいいとは思います。
その時はあまり感情的にならず、あくまで理性的にねw
[ 2017/06/12 11:28 ] [ 編集 ]
国内でJRA重賞勝ちをしていない馬が、ドバイG2で負けた。にもかかわらず
規定路線となっていたアメリカG1に遠征し、足元に不安が発生するも出走を強行しようとしたが、アメリカ獣医師による診断で出走を取りやめた。
遠征費用は出資会員負担である。
JRA、ノーザンF、クラブの思惑、そして出資会員の皆さんの気持ち。
たかだか一口しか出資していない私でも(結果として)、回避してくれてよかったという思い、でも費用負担は俺らだよね!?という思い。
5万円くらいの費用負担でガタガタいうな!そんなの出資時点で折込済みだろ?みたいな意見もあります。
でも、私は納得できません。
乱文ですみません
[ 2017/06/12 12:02 ] [ 編集 ]
これは大問題と言ってもいいですよ!

〇〇凱旋門挑戦とか見ると「バカなことするなぁ~?」
としか思ってない派の僕です

自分の持ち馬で海外登録した馬はたしか4頭いましたが
「たのむから行かないで!」
て、思ってました

一頭も挑戦しなかったですがね

昔みたいに挑戦するだけで補助が出るんなら、まあ、解りますが
それでもタップダンスシチーの例なんか考えると絶対反対です

スタッフの対応とかね
レースの内容とか

凱旋門とか毎年観てるけど「邪魔をし合う」のがそんなに楽しいかね~って感じ
なので海外遠征絶対反対派です!

なんの利も無いです
たとえ勝ってもです
グラブ馬なら牝馬なんてもっての他!

それこそ勝ってもなんの利にもならない!
馬生が縮むだけ!

すみません熱くなってしまいました
[ 2017/06/12 13:44 ] [ 編集 ]
こんにちは!(*^^*)

具体的な案を出されていてなるほどと思いました。私も海外遠征は反対ではないですし、一つの夢でもあります!
だから海外賛成派の気持ちもわかるつもりです。ですが重要なのは遠征のタイミングやレース選択だと思います
エピカリスがバケモノだってことはわかりますが、まだ主な勝ち鞍は地方GⅢのみ。

結果論ですが、リスクの方が大きい今回の件はやはり時期尚早だったと思いました
[ 2017/06/12 15:41 ] [ 編集 ]
まささん
通常のレース選択や騎手選択などはおまかせするしかありませんし、会員の意見をいちいち聞いていたられないのはわかります。
投資をして運用はおまかせしているような形ですからね。
ただ、海外遠征は追加資金を強制されるので通常のものとは違うんですよね。
その根拠は、おそらくその追加資金によってより利益を得られる確証が高いという判断によるものでなければなりません。
現在の海外遠征がそういう判断になっているのか疑問です。
だから、金融庁から海外遠征について色々話が出てるのだと思いますね。
[ 2017/06/13 17:36 ] [ 編集 ]
hideboさん
個人的な意見ですが、もしアメリカに挑戦するのであればケンタッキーダービーの一択だと思います。ベルモントSが日本でどこまで知名度があって価値があるのかわかりませんからね。
そうであるなら、ヒヤシンスで権利を取った段階でいくべきで、UAEダービーは余計になります。
UAEダービーを目指すならアメリカは断念すべきだったかなと思います。
前年のラニを見て判断したのかもしれませんが、あの馬は色んな意味で化け物なので基準にしたらだめですからね。
[ 2017/06/13 17:41 ] [ 編集 ]
クリアアサヒさん
正直な意見ありがとうございます。
私もブログでは綺麗事を書きましたが、正直あんまり海外遠征に興味がありません。
むしろ、有力馬が日本でレースに出なくなるのでつまらなくなると思うタイプです。
まぁ、今はグローバルな時代になりましたから、そんなことを言ってるほうが少数派なのかもしれませんけどね。
[ 2017/06/13 17:44 ] [ 編集 ]
神取さん
こんにちは~
結局は、リスクとリターンのバランスだと思います。
現在の海外遠征はノーザンにとってはローリスク、ハイリターンで会員にとってはハイリスクでローリターンなんですよね。
うまくいけばノーザンの名声が上がり、失敗すれば会員の遠征費だけが無駄になる感じです。
もちろん、今回は3歳のレースなので今しか出れないということもありますが、日本でダートG1勝って、地方G1荒して、満を持してドバイWCやブリーダーズCに挑戦とかでいいんですよね。
[ 2017/06/13 17:49 ] [ 編集 ]
海外遠征の明暗
こんにちは☆
こう言う議論の場はとても大事ですね。
知識は全くないですが思うところ書かせてもらいます。

個人馬主ではなかなか遠征費の事やリスクも考えるとチャレンジし難い海外遠征ですが、クラブ馬となると、400口、500口なら遠征費用も少なく行きやすいんでしょうね。
特に凱旋門は3歳馬にメリットがあると言われて、ハープスターの頃から3歳馬の挑戦が増えましたね。

キャロットに在籍しているので思うところは山ほどあります。
エピファネイアにしてもハープスターにしても行く事自体もですが、レース選択も首を傾げる選択が多いんですよね。
特にドバイ。
他のNFの遠征馬との兼ね合いとかもあるんでしょうけど、エピファネイアのダートは信じられない。

因みにトゥザワールドは、オーストラリアの裏海外遠征をさせられて、遠征費と賞金はほぼトントンでした。
しかもまだ未来のある大事な馬を怪我させられて一発退場(涙)
いい騎手も振り当ててもらえませんでしたし結果も出ませんでした。
後々は機を見て香港には行って貰いたかったですが、オーストラリアは最初から反対でした。
NF内の立ち位置、厩舎内の立ち位置も思いっきり知らされた苦い経験でした。

おまけにオーストラリアは検疫も長期で大変で輸送だけでなく国内の移動すら長時間。
よっぽど国内でG1勝てないけど、なんとかG1の称号が欲しいような差し迫った馬にチャレンジさせるべきだと思います。
まだ国内でのG1勝利の可能性が少しでも残されていたら、控えてもらいたいぐらいリスクは大きいです。

逆に香港はロードカナロアで2度チャレンジ。
こちらは遠征費もいりませんし(色々諸費用はかかりますが)移動もそう負担はかからず。
ロードの場合はクラブ馬でもありながら大事な自社牧場の馬だけに、クラブ、牧場、調教師と合同ミーティングもあったようで熟考に熟考を重ねて考えられたと思います。
ほんのちょっとでも選択ミスがあれば、名馬は誕生しないとも思ってます。
香港なら招待されれば古馬なら行ってもらいたいレースですよ。
国内でG1勝てなくてもハマる馬は必ずいるはずですし。

エピカリスは抽選で落ちた馬だけに、ずっと陰ながら見守っていますが少しローテも含めかわいそうだなあと。
遠征費とかの世知辛い問題はおいておいて、馬にとって長い目で見て何が一番ベストか、私利私欲を抜きにしっかり考えてもらいたいです。

今の状態で万が一決定的なダメージを彼が負っていたとしたら、どれだけ能力を秘めていたとしても世間一般には、ただの地方GIII馬の評価になってしまいます。
特に種牡馬価値の低いゴールドアリュールなら尚更です。
そこのところ、もっと遠征費とかの一口馬主目線だけの話じゃあなく(それも大事なのかもしれないですけど)、馬の将来性も考えて最善の策を考えてもらいたいです。
[ 2017/06/14 12:25 ] [ 編集 ]
ぼんちゃんさん
それロン!その意見ロンですよ!

馬生優先思考!

たしかにドバイや凱旋門はロマンに充ち溢れてますが、今や日本の競争馬のレベルは世界でもトップレベルだと思ってます

タイトルが欲しいなら、おっしゃる通り香港あたりにしといてほしいです

すでに日本の競争馬のレベルが凄いのはパサーやディープ ハーツ ジャスタェイ ムーン、オルフェなどで証明済みだから、行く必要は皆無と思われます
僕は凱旋門=ジャパンカップくらい価値があると思ってますよ

賞金が何十億もでるなら考えてもいいかな~

メジャーリーグと一緒ですよ、日本のプロ野球と給料変わらなかったら行く人なんてほとんど居ないと思います

それをグラブ馬達は「やらされて」ます
あ!また熱くなってしまいました
そして、ここを自由に使ってしまってごめんなさい
まーくさん
[ 2017/06/15 09:55 ] [ 編集 ]
ぼんちゃんさん、クリアアサヒさん
こんにちは~
キャロットは海外挑戦が多いですよね。
そして、それが原因で故障している馬も多いです。
もったいないなぁと思います。
特にエピファネイアは残念でした。
香港は招待ですし、近いですからあまり問題もありませんし、参戦する日本馬もかなり増えているのは良いことだと思います。

どんどん議論に利用してもらって構いません。
よろしくお願いします。
[ 2017/06/15 22:07 ] [ 編集 ]
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プロフィール

まーく

Author:まーく
シルクホースクラブに入会し一口馬主をしています。
【一口馬主スタイル】
血統ロマン・・名馬の子、名繁殖の系統、何々の弟、夢の配合など物語のある馬を重視します。

順調度・・無事是名馬。良血、好馬体でも無事に走れなければ意味が無いですし、調教が順調にできている馬を優先。

馬体・・まだまだ勉強不足で感覚的な判断しかできません。

価格・・年予算20~30万で5頭以上を目安に低予算でやっています。

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