4 スイープトウショウの16 メス 黒鹿毛 6月5日 藤沢 和雄
ハーツクライ ノーザンファーム 3,000万 60,000
体 高:147.0cm
胸 囲:167.5cm
管 囲:19.6cm
馬体重:417kg
母はご存知G1を3勝の名牝で中でも牡馬と混ざって宝塚記念を制したのはすごかったですよね。
こういう馬の子供に出資できるというわけでもロマンがありますよね。
産駒成績は、競争成績ほど振るいませんが個人的には能力がある子が出ていると思います。
レガッタ、トウショウビクターは新馬勝ちしており、特にレガッタは能力を出し切る前に亡くなってしまいました。
スイーズドリームスも荒っぽいレースをしながら勝ちあがってますし今後も楽しみです。
なので、まだ1勝馬しか出ていませんが繫殖能力はありそうです。
ただ、体質が弱い子が多い気がします。
今回の子は、測尺を見てもかなり小さく、それもそのはずでなんと6月生まれです。
不受胎でもあって遅くなっても無理に再度つけたのかもしれませんが、6月生まれってなかなかいませんよね。
これは正直プラス要素ではありません。
1月生まれと半年も差が生まれるわけで、デビュー時で同じスタートラインではありませんのでデビューが遅れるとは思います。
まぁ、3歳後半とか4歳になっちゃえばそんな差はほとんど感じなくなるとは思います。
価格は、この名馬の子でハーツ産駒のわりには安いと思います。
なのでどこか体に問題あるのかと思っていましたが、遅生まれを考えると特に目立った問題は見当たりません。
歩様も良く見せます。
全体としては、6月生まれを考えると馬体は成長待ちで今判断すべきではなく、この価格でスイープトウショウの子供に出資できるなら夢がある。早期デビューを期待するなら避けるべきだが、長い目でみれば楽しめそう。ただ、体質が気になる。
【総合評価】B
5 リードストーリーの16 牡 栗毛 2月2日 尾関 知人
ダイワメジャー ノーザンファーム 2,500万 50,000
体 高:154.0cm
胸 囲:170.5cm
管 囲:20.9cm
馬体重:427kg
母はアメリカで8勝。
産駒にはシルク馬のディープストーリーの2勝が最高。
17歳の子で結構高齢な部類。
ただ、この年齢まで繫殖をしてるわりに実際走ってるのはたった3頭のみで体質に問題ありそう。
馬体は、ダイワメジャーらしいガッシリした体で文句はない。
ただ、良い体でも走らないことがあるのがダイワメジャー産駒の怖さでもある。
価格は、ダイワメジャー産駒の牡馬で5万なら安いほうかな。
歩様は特に問題なし。
全体としては、特に悪い部分は見当たらないし堅実に走ってくれそうであるけど一発もなさそうという感じ。それくらいの期待度であるならもっと安い馬でもいいかなと思う。
【総合評価】C
6 シーイズトウショウの16 牡 鹿毛 4月2日 萩原 清
ダイワメジャー ノーザンファーム 3,500万 70,000
体 高:153.0cm
胸 囲:169.0cm
管 囲:20.2cm
馬体重:423kg
母は重賞5勝の実力馬。
スイープトウショウとこの馬がトウショウ牧場の2大牝馬かも。
産駒には、5勝しオープンまできているトウショウピスト、全兄で2勝のトウショウジャイロなどがいて繫殖成績ならスイープよりこっちのほうが上かな。
実は個人的にはこっちに出資しようか迷っていたくらい。
ただし、先日「副手根骨の軟骨に損傷が判明したため手術を行いました」という発表がありました。
競争能力には影響はないとのことですが、やっぱり気になるよね。
馬体は、こちらもダイワメジャーらしいごつくて筋肉豊富な感じでスピードはありそう。
母も短距離馬だったし、こちらも胴も短いので短距離馬っぽいですね。
歩様も良さそうです。
全体としては、血統的には馬体的にも個人的には勝負してみたい一頭、ただ、手術がどうなのかがかなり気になる。おそらく手術のこともあり1次満口にはならない気がするので経過を観察してから再検討かな。
【総合評価】B
7 サマーハの16 牡 青毛 3月21日 藤沢 和雄
ゴールドアリュール ノーザンファーム 5,000万 100,000
体 高:156.0cm
胸 囲:175.0cm
管 囲:21.1cm
馬体重:460kg
母は欧州で4勝。
産駒は3頭デビューしていてすべて勝ちあがり。
シルク馬のモルジアナは小さなボディビルダーみたいな体だったけどオープン入り、セールに出されたシャケトラは金子さんに買われて重賞制覇、一つ上のサラーブはシルクで募集されて当然大人気になったのは記憶に新しいです。
繫殖牝馬としての能力は間違いなく高いです。
今回の子も、この繫殖の子だと一目でわかるくらい大きなトモが目立ちます。
サマーハの子は本当にトモの大きさがすごいです。
気になるのは、ゴールドアリュール産駒であること、藤沢厩舎、価格の3点。
藤沢厩舎はダートの活躍が少なく、特にゴルトブリッツを育てきれずに吉田厩舎に移ってからダートで大成したイメージがありますよね。
なので、芝で使うのかもしれませんが、芝ならゴールドアリュール産駒である必要もない気もします。
もちろん、それでもこの繫殖成績的に10万はわかるのですが、それに見合ったレース選択ができるのかが難しそうです。
歩様は前脚を結構回すのが気になります。
全体としては、2,3勝は問題なくできそうだけどこの価格だと重賞勝てないとペイしないので、それを考えると適正がどうなるのかが難しい。繫殖の能力があるのは間違いないんだけど、なんか種牡馬とか厩舎とか微妙に噛み合わない感じがする。
【総合評価】B
8 ディアジーナの16 メス 芦毛 2月17日 田村 康仁
ゴールドアリュール ノーザンファーム 1,500万 30,000
体 高:156.0cm
胸 囲:182.5cm
管 囲:20.0cm
馬体重:486kg
母は重賞2勝の活躍馬。
ただ、産駒は3頭デビューし全部未勝利。
繫殖能力にかなり疑問がある。
だけど、よくよく見れば母父メジロマックイーンのせいもあって3連続でステイゴールドがつけられているので、当たり外れの大きいステゴで一発当たらなかっただけともいえるかもしれない。
父はゴルアなのでダートで期待されるタイプ。
個人的にはダート色の強い牝馬は評価をさげることにしてます。
なぜなら、ダートの牝馬路線は上にいくほど整備されておらず、牡馬にはパワー負けすることが多いからです。
ただ、それは高額馬の話で低価格なら話は別で準オープンくらいで十分なら楽しめるかも。
馬体は、ものすごい筋肉豊富で出来としてはこの繫殖の子の中ではおそらく1番良い。
歩様も問題なし。
全体としては、繫殖成績だけを見ればいける馬ではないが個人的にはとうとう当たりがきたかもという気がする。値段も安いし人気しないようなら様子見して勝負してみたい一頭。
【総合評価】B
9 ターシャズスターの16 メス 栗毛 2月26日 斎藤 誠
ゴールドアリュール ノーザンファーム 1,800万 36,000
体 高:158.0cm
胸 囲:179.5cm
管 囲:20.1cm
馬体重:484kg
母はアメリカ1勝馬。
産駒にはジュニアC勝ち馬エスメラルディーナ、2歳時に2連勝で活躍したシルク馬のアズールムーンがいる。
繁殖能力は十分にありそう。
アズールムーンが6万円だったことを考えるとだいぶ安くなってきた感じ。
配合的にもダート狙いなのでこの価格ならダート牝馬でも悪くないかな。
馬体は既にかなり大きいが、画像ではそこまで大きくは見せないのでバランスは良いと思う。
それでも筋肉は十分にあるのでやっぱりダートだろうね。
歩様は右前をこねくり回す感じがちょっと気になる。
全体としては、可も無く不可もなくという感じで勝ちあがれそうだけど上にあがると苦労しそうな感じがする。
【総合評価】C
10 ルシルクの16 牡 鹿毛 5月4日 戸田 博文
オルフェーヴル 白老ファーム 4,000万 80,000
体 高:151.0cm
胸 囲:169.0cm
管 囲:19.9cm
馬体重:412kg
母はアメリカ1勝馬。
シルクの看板繫殖の1頭で毎年大人気。
産駒にはそろそろ重賞取りそうなグランシルクや3勝してるクードラパンなどハズレを出さない堅実な繫殖。
オルフェーヴルは、現2歳がデビュー世代だけど勝ちあがりはまだ1頭で少し苦戦中。
仕上がりに時間のかかるタイプが多そうで、セレクトセールでもいまいち値段が上がらなかった。
もちろん、これから活躍馬がどんどん出る可能性は十分にある。
この子は5月生まれということもあり、画像ではこじんまりとまとまって見える。
動画では、左前がちょっとだけ気になる。
全体としては、この馬は当然大人気で1次争奪戦になるでしょう。ただ、現時点ではまだ成長途上でオルフェにも少し不安がある。ただ、普通に重賞取るくらいの器の可能性も十分あるので欲しいなら1次から突っ込みましょう。
【総合評価】B
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